不動産クラウドファンディング「COZUCHI」、9月3日19時より、渋谷駅徒歩1分の借地権付き建物を対象に、想定利回り9%の新ファンド募集開始
不動産クラウドファンディング・サービス「COZUCHI(旧:WARASHIBE)」にて、9月3日午後7時募集開始の新ファンド(以下、同ファンド)の情報が先行公開されている。
同ファンドの投資対象不動産は、JR各線及び東急各線、京王井の頭線、東京メトロ各線「渋谷」駅から徒歩1分の借地権付き建物。
既にテナントは契約満了につき退去しており、今後、新たな商業ビルの開発をしていく予定。
同ファンドでは、来たる開発期間の第一段階(フェーズ1)として、建物の開発に必要な、建築確認等の各種許認可を取得し、着工できる状態になるまでの期間10ヶ月を、ファンド運用期間として見込む。
COZUCHIによれば、渋谷の中心地ということもあり、通常、その競争性の高さから、こうした売り物件情報が出てくることは稀だが、今回、売主の都合により売却を急いでいた事情があり、希少性の高い物件の仕入れが実現したという。
同ファンドの想定利回り(年率換算・税引き前)は、9.00パーセント。
このうち、キャピタルゲイン(投資対象物件の売却益)として8.90パーセント、インカムゲイン(投資対象物件の賃料収入)として0.10パーセントを見込む。
投資の際は、最低1万円から、最大で3,000万円まで、投資家が任意で抽選応募金額を指定できる。
募集は、9月3日午後7時から、9月9日午後1時まで。
なお、同ファンドの応募は、COZUCHIの特別優先権を持つ投資家のみ、行うことが出来る(特別優先権保有者限定ファンド)。
特別優先権を現時点で確保していない投資家においては、9月1日午後7時からの、COZUCHIの自由が丘ファンド(https://cozuchi.com/system/funds/65635)の二次募集に対し、事前の一般募集と合わせて総額30万円以上の出資を行えば、特別優先権が付与されるという(詳細は以下ファンドページ参照)。
参考:
不動産クラウドファンディング「COZUCHI」とは
同ファンドを募集するのは、主に首都圏・東京都内の不動産を投資対象とするファンドに、1口最低1万円程度の少額から分散投資・出資を行える、不動産クラウドファンディング・サービス、COZUCHI(コズチ)。
サイトURL | COZUCHI(旧:WARASHIBE)(公式) |
運営会社 | LAETOLI株式会社 |
運営会社所在地 | 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山2階 |
運営会社設立 | 1999年5月20日 |
サービス開始 | 2019年7月(第1号ファンドの募集開始) |
運営会社役員構成 | 代表取締役 武藤 弥 |
上場/非上場 | 非上場 |
運営会社資本金等 | 1億円 |
1口あたりの最低投資額 | 1万円 |
出資の中途解約 | 可 |
優先劣後スキーム | 採用済 |
情報引用元:COZUCHI
かつては、1本の藁(わら)から物々交換を開始し、最終的には長者となった「わらしべ長者」からネーミングした、「WARASHIBE」というサービス名で事業展開していたが、2021年9月、サービス名称をリニューアルした。
サービス運営会社等が選定した物件を、運営会社と共同所有(運営会社が同一プロジェクトに共同・劣後出資)し、投資対象不動産が生み出す賃料収入(インカムゲイン)、及び、売却益(キャピタルゲイン)から配当を得る、「不動産クラウドファンディング」という仕組みを提供しているサービサー。
国内には、様々な不動産クラウドファンディング・サービスがあるが、COZUCHI(コズチ)においては、下記のような特徴がある。
- 年率換算で10パーセント前後の、高い期待利回りが提示されているファンドがある:
国内の不動産クラウドファンディング・サービスで募集されているファンドの、一般的な利回りは、年率換算で、2パーセント~5パーセント前後程度。
こうした中で、COZUCHI(コズチ)の場合、運用期間中のインカムゲイン(物件のもたらす賃料収入)と、キャピタルゲイン(売却益)とを合わせて、年率換算で10パーセント前後程度の、極めて高い期待利回りが提示されているケースがあるほか、対象不動産が想定以上の良値で売却出来た場合、投資家に対する上乗せ配当が実施される場合もある。 - 出資の中途解約が出来る:
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)と同様、不動産クラウドファンディングの場合も、出資の中途解約は、原則として、認められていない。
しかし、COZUCHI(コズチ)の場合、所定の事務手数料(数千円程度等)を支払えば、ファンドの運用期間中に、出資を中途解約することが可能とされているため、出資後、急な事情により、手元資金が必要となった場合でも、事務手数料を支払えば、原則として、出資解約が出来る。 - 優先劣後スキームも採用済:
投資対象となる不動産に、投資家だけでなく、サービス運営会社も共同出資。そしてその出資形態を、投資家の出資(優先出資)よりも配当・償還の優先順位が低い「劣後出資」とすることで、万が一、ファンドに損失が生じた場合も、一定程度までは(=劣後出資幅までは)投資家の優先出資元本が保護される、「優先劣後スキーム」が採用されている。
これまで(2022年9月現在)に、累計53本のファンドを公開しており、他の一般的な不動産クラウドファンディング・サービスと比較して、ファンドの募集頻度が高い(数週間に1本程度の頻度でファンド募集が実施されている)という特長もある。
運営会社にあたるLAETOLI株式会社(旧:株式会社SATAS。東京都港区南青山)は、1999年の創業以来、不動産証券化のコンサルティング業務を中心に、自社でも、不動産小口化商品の組成・販売を行ってきた実績があり、2014年からは、不動産特定共同事業法に基づく商品「ゆうゆう倶楽部」(最低投資額100万円・都内の中古マンションを中心に取り扱い)の運営にも従事してきた経験を持つ。
参考:COZUCHI(コズチ)(公式)
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