ソーシャルレンディング 担保の有無で何が変わる?リスク徹底比較
ソーシャルレンディングにおける担保の有無で何が変わる?リスク徹底比較
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)への投資を検討されている皆様、こんにちは。今回は、ソーシャルレンディングにおける「担保」の有無が投資にどのような影響を与えるのか、リスクを中心に徹底比較していきます。
担保の有無は、投資判断において非常に重要な要素です。それぞれの特徴を理解し、ご自身の投資戦略に合った案件を選びましょう。
担保付き案件とは?
担保付き案件とは、借り手が返済できなくなった場合に、貸し手(投資家)が債権を回収できるよう、不動産や有価証券などの資産が担保として設定されている案件のことです。万が一の事態が発生した場合、担保を売却することで、投資資金の一部または全部が回収できる可能性があります。
担保付き案件のメリット
- リスク軽減効果: 担保があることで、貸し倒れリスクを軽減できます。
- 回収可能性の向上: 借り手が返済不能になった場合でも、担保を売却することで資金回収が見込めます。
- 安心感: 担保があるという事実は、投資家にとって心理的な安心感につながります。
担保付き案件のデメリット
- 利回りが低い傾向: 一般的に、無担保案件に比べて利回りが低い傾向があります。リスクが低い分、リターンも抑えられるということです。
- 担保評価額の変動リスク: 不動産価格の下落などにより、担保の評価額が下がる可能性があります。
- 担保処分に時間がかかる可能性: 万が一、担保を実行する必要が生じた場合、手続きに時間がかかることがあります。
無担保案件とは?
無担保案件とは、担保が設定されていない案件のことです。借り手の信用力のみを頼りに融資が行われます。
無担保案件のメリット
- 利回りが高い傾向: 担保がない分、担保付き案件に比べて利回りが高い傾向があります。
- 投資機会の多様性: 担保を設定することが難しい事業への投資機会が得られます。
無担保案件のデメリット
- リスクが高い: 担保がないため、貸し倒れが発生した場合、資金回収が困難になる可能性が高くなります。
- 借り手の信用力が重要: 借り手の財務状況や事業計画などを慎重に審査する必要があります。
リスク比較
- 貸し倒れリスク: 無担保案件の方が高い。担保付き案件は、担保によるリスク軽減効果が期待できます。
- 回収リスク: 無担保案件の方が高い。担保付き案件は、担保を売却することで回収できる可能性があります。
- 流動性リスク: ソーシャルレンディング全般に言えることですが、基本的には途中解約ができないため、流動性は低いと言えます。
- 信用リスク: 借り手の信用力によって変動します。無担保案件は、借り手の信用リスクが特に重要になります。
まとめ
担保付き案件と無担保案件には、それぞれメリットとデメリットがあります。ご自身の投資経験、リスク許容度、投資目標などを考慮して、最適な案件を選びましょう。
ソーシャルレンディング投資は、分散投資を行うことでリスクを軽減することができます。一つの案件に集中投資するのではなく、複数の案件に分散して投資することを心がけましょう。
投資は自己責任です。十分な情報収集とリスク理解を行った上で、慎重に判断してください。
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