ソーシャルレンディング運用報告書、ココだけ見れば怖くない!
ソーシャルレンディング運用報告書、ココだけ見れば怖くない!
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)の運用報告書、なんだか数字や専門用語が並んでいて、どこを見れば良いのか迷ってしまいますよね。でも大丈夫! 運用報告書は、投資判断の重要な手がかり。ポイントさえ押さえれば、怖くありません。今回は、運用報告書で特に注目すべき点をご紹介します。
1. 貸付状況
まず確認したいのは、貸付状況です。
- 貸付残高: 現在、いくら貸し出しているのかを確認します。
- 回収状況: これまでにいくら回収できているのかを確認します。元本と利息、それぞれ分けて確認しましょう。
- 延滞状況: 延滞が発生している案件の割合や、延滞期間を確認します。延滞期間が長くなるほど、元本割れのリスクが高まります。
特に、延滞状況は重要です。延滞率が高い場合や、延滞期間が長期化している場合は、注意が必要です。
2. 担保・保証
次に、担保・保証の状況を確認しましょう。
- 担保の種類: 不動産担保、有価証券担保など、どのような担保が設定されているのかを確認します。
- 担保評価額: 担保の評価額を確認します。担保評価額が貸付残高を大きく下回っている場合、万が一の際に元本が回収できない可能性があります。
- 保証の有無: 保証会社による保証が付いているかを確認します。保証が付いている場合、万が一の際に保証会社が債務を弁済してくれる可能性があります。
担保の種類や評価額、保証の有無は、リスクを判断する上で重要な要素です。
3. 資金使途
資金使途も確認しておきましょう。
- 融資先の事業内容: 融資先がどのような事業を行っているのかを確認します。
- 資金使途の詳細: 融資された資金が具体的にどのように使われているのかを確認します。
事業内容や資金使途が不明確な場合や、リスクの高い事業に融資されている場合は、注意が必要です。
4. 運用会社のコメント
運用報告書には、運用会社のコメントが記載されていることが一般的です。
- 市況の分析: 市場の動向や、今後の見通しについて記載されているかを確認します。
- ポートフォリオの状況: ポートフォリオ全体の状況や、リスク管理について記載されているかを確認します。
- 今後の運用方針: 今後の運用方針について記載されているかを確認します。
運用会社のコメントは、今後の投資判断の参考になります。
5. その他
その他にも、以下の点に注意して運用報告書を確認しましょう。
- 情報開示の頻度: 運用報告書が定期的に開示されているかを確認します。
- 情報の透明性: 情報が詳細に開示されているかを確認します。
- リスク情報の開示: リスク情報が適切に開示されているかを確認します。
情報開示の頻度や透明性は、運用会社の信頼性を判断する上で重要な要素です。
まとめ
ソーシャルレンディングの運用報告書は、投資判断の重要な手がかりです。今回ご紹介したポイントを押さえて、リスクをしっかりと理解した上で、投資を行いましょう。
注意:ソーシャルレンディングは、預金とは異なり、元本が保証されているものではありません。投資は自己責任で行ってください。
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