【プロが教える】不動産投資、立地選びで失敗しない鉄則
不動産投資、立地選びで失敗しない鉄則
不動産投資において、物件の立地は収益性を大きく左右する最重要項目です。特に、不動産クラウドファンディングや不動産小口投資においては、ご自身で物件を詳細に調査する時間がない場合も多いため、立地評価の基準を理解しておくことが不可欠です。今回は、プロの視点から、立地選びで失敗しないための鉄則を解説いたします。
1. 普遍的な立地評価の3要素:駅、商業施設、公共施設
不動産の価値を測る上で、まず着目すべきは以下の3つの要素です。
- 駅からの距離:駅近物件は、賃貸需要が高く、空室リスクを軽減できます。一般的に、徒歩10分以内であれば好立地と言えるでしょう。ただし、都心部では駅からの距離だけでなく、駅の利便性(乗り換えの多さ、電車の種類など)も考慮しましょう。
- 商業施設の充実度:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが近くにあると、生活利便性が向上し、入居者の満足度を高めます。特に、単身者向けの物件では、これらの商業施設の有無が大きな影響を与えます。
- 公共施設のアクセス:病院、学校、公園、図書館などの公共施設へのアクセスが良いと、ファミリー層からの需要が見込めます。特に、子育て世代にとっては、これらの施設の充実度が物件選びの重要なポイントとなります。
2. 地域の特性を考慮する:ターゲット層を見極める
立地評価においては、地域の特性を考慮し、ターゲット層を見極めることが重要です。
- 都心部:単身者やDINKS層が多く、交通の便の良さや商業施設の充実度が重視されます。
- 郊外:ファミリー層が多く、教育環境や公園などの自然環境が重視されます。
- 学生街:学生が多く、家賃の安さや大学へのアクセスが重視されます。
これらのターゲット層に合わせた物件を選ぶことで、安定した賃貸需要を確保することができます。
3. 将来性を見据える:開発計画と人口動態をチェック
短期的な視点だけでなく、将来性を見据えた立地選びも重要です。
- 開発計画:駅周辺の再開発や新たな商業施設の建設など、将来的な開発計画は、物件の価値を大きく左右します。自治体のホームページやニュースなどで、地域の開発計画をチェックしましょう。
- 人口動態:地域の人口動態は、賃貸需要に直接影響を与えます。人口が増加している地域は、賃貸需要も高まる傾向があります。総務省統計局のホームページなどで、地域の人口動態をチェックしましょう。
4. リスクを把握する:ハザードマップの確認
近年、自然災害が多発しており、不動産投資においてもリスクを考慮する必要があります。
- ハザードマップ:洪水、地震、津波などの災害リスクを把握するために、ハザードマップを確認しましょう。ハザードマップは、各自治体のホームページで公開されています。
災害リスクが高い地域では、物件の価値が下がる可能性があるため、注意が必要です。
5. 周辺環境を徹底的にリサーチする
実際に物件を訪れ、周辺環境を徹底的にリサーチすることも重要です。
- 治安:夜間の人通り、街灯の有無などを確認し、治安が良いかどうかを確認しましょう。
- 騒音:近隣の騒音源(線路、幹線道路、工場など)を確認し、騒音が少ないかどうかを確認しましょう。
- 雰囲気:地域の雰囲気(住民層、街の雰囲気など)を確認し、住みやすいかどうかを確認しましょう。
これらの要素を総合的に判断し、納得できる物件を選びましょう。
不動産クラウドファンディングや不動産小口投資は、比較的少額から不動産投資を始められるため、初心者の方にもおすすめです。しかし、立地選びを誤ると、期待した収益が得られない可能性もあります。今回ご紹介した鉄則を参考に、慎重に物件を選び、賢い不動産投資を実現してください。
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