続々と満額成立!AGクラウドファンディング「不動産担保ローンファンド」が選ばれる理由を徹底解剖【予定利回り年5〜10%】
直近も続々「満額成立」―― いま勢いのある不動産担保ローンファンドを徹底解剖
画像引用元:AGクラウドファンディング
まずは、「AGクラウドファンディング 」の直近の動きから見てみましょう。
直近に募集された「不動産担保ローンファンド#197(貸別荘@静岡・山梨)」は、予定利回り年7.00%(税引前)・運用期間6カ月・募集金額1,970万円で、満額の応募を集めて募集終了となりました。
そして、これは決して単発の出来事ではありません。
直前に募集された#194(一棟マンション@木更津市)・#195(貸別荘@東伊豆町)・#196(土地@大阪市北区)も、いずれも満額成立。さらに少し前には、予定利回り年10.00%という高水準の#190(一棟アパート@杉並区)も満額成立を果たしています。
このように、AGクラウドファンディングの「不動産担保ローンファンド」は、満額成立となるファンドが相次ぐ、投資家からの人気が高いシリーズです。
では、なぜこれほど多くの投資家に選ばれているのでしょうか。
その理由は、「利回り」という表面的な数字だけを見ていても分かりません。担保・出口戦略・貸付先・投資スキーム――こうした”中身”にまで踏み込んで初めて、この人気の正体が見えてきます。
そこで本記事では、公式サイトで実際に公開されている(募集終了・運用中の)ファンド情報をもとに、不動産担保ローンファンドを「担保」「出口戦略」「貸付先」「投資スキーム」「利回りの受け取り方」「リスク」という切り口で、一つひとつ徹底的に解剖していきます。
利回りの数字だけを眺めて判断するのではなく、「なぜその利回りが実現できるのか」「何が投資家の資金を守っているのか」を、具体的な組成事例とともに理解することが、この記事のゴールです。
不動産担保ローンファンドとは何か ―― アイフルファンドとの違い
AGクラウドファンディングの2シリーズは、リスク・リターンの性格がはっきり分かれています。
- アイフルファンド(安全性重視タイプ):グループ会社アイフル関連への貸付を軸とし、利回りは控えめ・運用期間も短めに設定される傾向。まずは堅実に、という層向けの入り口です。
- 不動産担保ローンファンド(収益性重視タイプ):不動産を担保に取った貸付を運用対象とし、アイフルファンドより高い予定利回りが狙えるのが特徴。本記事の主役です。
そして、意外と知られていないのが「営業者」の違いです。
不動産担保ローンファンドの営業者(実際に貸付を行う主体)は、グループ会社である「AGレンディング株式会社」です。
AGクラウドファンディング株式会社は、このAGレンディングから募集(または私募)の取扱い業務を受託し、Webを通じて投資家からの申込を受け付ける――という役割分担になっています。
つまり投資家は、AGレンディングとの間で匿名組合契約を結び、AGレンディングが行う「不動産担保付きの貸付事業」に対して出資する、という構造です。
貸金業で50年以上の実績を持つグループ会社アイフルのノウハウを土台に持つグループが、不動産担保という「モノの裏付け」を付けた貸付を手がける――ここに、収益性と安全性を両立させようという設計思想が表れています。
なお、AGクラウドファンディングの親会社は、2026年4月に持株会社体制へ移行して誕生したムニノバホールディングス株式会社(東証プライム市場上場)です。上場企業を親会社に持つグループの一員として運営されている点も、押さえておきたい前提です。
実際に組成されたファンドを見てみよう ―― 公開済みファンドの実例
百聞は一見に如かず。まずは、公式サイトで実際に公開された(募集終了・運用中の)不動産担保ローンファンドを、具体的に並べてみましょう。
以下はいずれも、公式サイトのファンド一覧・各ファンド詳細ページで確認できる情報です(本記事執筆時点)。
- #190 一棟アパート@杉並区:予定利回り 年10.00%/運用期間12カ月/運用中
- #191 一棟マンション@練馬区:予定利回り 年10.00%/運用期間12カ月/運用中(※後述のセイムボート出資対象)
- #192 土地建物@足立区:予定利回り 年6.00%/運用期間12カ月/運用中
- #193 土地建物@世田谷区:予定利回り 年5.00%/運用期間22カ月/運用中
- #194 一棟マンション@木更津市:予定利回り 年7.00%/運用期間12カ月/募集終了
- #195 貸別荘@東伊豆町:予定利回り 年7.00%/運用期間6カ月/募集終了
- #196 土地@大阪市北区:予定利回り 年6.00%/運用期間24カ月/募集終了
- #197 貸別荘@静岡・山梨:予定利回り 年7.00%/運用期間6カ月/募集終了
ここから見えてくる特徴は、大きく3つあります。
特徴1:担保となる不動産のバリエーションが豊富
一棟マンション、一棟アパート、土地、土地建物、貸別荘――と、担保物件の種類は実に多彩です。
「不動産担保」と一口に言っても、その中身はファンドごとに大きく異なることが分かります。
特徴2:立地は首都圏を中心に、都市部の駅近が多い
世田谷区・練馬区・杉並区・足立区といった東京23区が目立ち、そのほか木更津市、大阪市北区、静岡・山梨のリゾート地など、地域にも広がりがあります。
特に23区案件は「駅徒歩10分圏内」という好立地が多く(例:世田谷区案件は経堂駅徒歩5分、練馬区案件は武蔵関駅徒歩8分)、賃貸需要・流動性(売りやすさ)の高いエリアが選ばれている傾向が読み取れます。
特徴3:予定利回りは年5~10%と、幅がある
同じ不動産担保ローンファンドでも、予定利回りは年5%から10%まで幅があります。
この差は、担保・貸付先・出口戦略・運用期間といった条件の違いから生まれます。
「高い利回りには、それに見合う理由(=相対的なリスク)がある」――この視点で一本ずつ中身を見ていくことが、賢い投資家の第一歩です。
【解剖①】「担保」の中身 ―― 何が投資家の元本を守っているのか
不動産担保ローンファンドの「安心の核」は、その名の通り「担保」にあります。
では、その担保は具体的にどう設定され、どう評価されているのでしょうか。公式の各ファンド詳細ページを読み解くと、しっかりとしたルールが見えてきます。
担保は「(根)抵当権・第一順位」
公開されているファンドでは、担保となる不動産に対して根抵当権または抵当権が「第一順位」で設定されています。
第一順位とは、万一貸付先が返済できず担保不動産を処分することになった場合に、他の債権者よりも優先して回収を受けられる立場のこと。担保としての強さを示す重要なポイントです。
たとえば土地建物@世田谷区(#193)では根抵当権(第一順位・極度額4億3,400万円)、土地@大阪市北区(#196)では根抵当権(第一順位)に加えて個人の連帯保証人も設定されています。
第三者評価に基づく「LTV(融資比率)」というブレーキ
担保付き融資でもっとも重要な指標が「LTV(Loan to Value=担保評価額に対する貸付額の割合)」です。
AGクラウドファンディングの不動産担保ローンファンドでは、この点に明確なルールがあります。
- 担保評価は「第三者」が行う:担保不動産の評価は、外部の不動産鑑定会社による価格調査報告書に基づいています。自社の”お手盛り”評価ではない、という点が重要です。
- LTVの上限は85%:その評価額の85%を上限(LTV85%まで)としてしか貸し付けない、というルールが設けられています。つまり、担保価値に対して常に一定の”のりしろ”を残す設計です。
- 実際のLTVはファンドごとに幅がある:公開ファンドの実例では、世田谷区案件(#193)はLTV63%、大阪市北区案件(#196)・練馬区案件(#191)は67%と保守的に設定されたものがある一方、木更津市案件(#194)は84%、貸別荘案件(#197)は85%と、上限近くに設定されたものもあります。いずれも「上限85%」という社内ルールの範囲内です。
つまり、LTVが低く抑えられたファンドほど、担保に厚い”のりしろ”があり、相対的に保守的と言えます。たとえばLTV63%なら、仮に担保不動産の価値が3割程度下落しても、理論上は担保処分によって貸付額を回収できる余地が残ります。逆に、LTVが上限近くまで設定されたファンドは、その分だけ担保の余裕は小さくなります。
だからこそ、利回りの数字だけでなく「そのファンドのLTVは何%か」を必ず確認することが大切です。ここでも、「高い利回り(やLTVの高さ)には、それに見合う理由がある」という原則が働いています。なお、いずれのファンドも担保評価は第三者の不動産鑑定に基づき、上限85%という規律のなかで運用されている点は共通しています。
具体例で見る「のりしろ」の大きさ
LTVを低めに設定した保守的な一例として、世田谷区案件(#193)を、もう少し具体的に見てみましょう。
このファンドの詳細ページには「3億1,000万円を貸付した場合の、不動産評価額に対するLTVは63%」と記載されています。逆算すると、担保となる不動産の評価額は、貸付額を大きく上回る規模(およそ5億円弱)で見積もられていることになります。
さらに、根抵当権の極度額(担保でカバーできる上限枠)は4億3,400万円に設定されています。
貸付額に対して担保の評価額・極度額の双方に余裕が持たされている――この「のりしろ」の厚さこそが、担保付き融資の安心感の正体です。
数字の裏付けをもって「なぜ安全に配慮されていると言えるのか」を確認できる点は、投資家にとって非常に心強いポイントと言えるでしょう。
【解剖②】「出口戦略」 ―― 貸したお金は、どうやって返ってくるのか
投資家が受け取る利息と元本の原資は、最終的に「貸付先がどうやってお金を用意して返すか」にかかっています。これが「出口戦略」です。
公開ファンドを見ると、その多くが「不動産の売却」を返済原資とする、シンプルかつ明確な出口戦略を採用しています。
- 土地建物@世田谷区(#193):建物を建設した後、対象不動産をそのまま第三者へ売却し、その代金で元利金を返済する計画。竣工後のマンションも追加担保に設定する予定とされています。
- 一棟マンション@練馬区(#191):入居者への退去交渉を行い、完了後に第三者へ売却して返済する計画。詳細ページには「売却先候補企業も現れている状況」との記載があります。
- 土地@大阪市北区(#196):土地上の建物を取得後、建物を解体して更地とし、第三者へ売却して返済する計画。
いずれも「売却によって現金化し、そのお金で返す」という、理解しやすい道筋が描かれています。
出口が「新たな借り換え」や「不透明な事業収益」ではなく、「不動産の売却」という明快な形で設計されている点は、投資家がリスクを見積もるうえで大きな安心材料と言えるでしょう。
【解剖③】「貸付先」 ―― お金は、どんな企業に貸されているのか
「ソーシャルレンディングは、お金の行き先が見えないから不安」――そんな声をよく耳にします。
不動産担保ローンファンドでは、貸付先企業の社名こそ匿名(「M社」「E社」などと表記)ですが、その企業の実態を判断するための情報は、しっかりと開示されています。
公開ファンドの詳細ページには、貸付先について次のような情報が記載されています。
- 事業内容・設立年・資本金・決算期:たとえば世田谷区案件(#193)の貸付先は、設立1968年・資本金8億5,000万円超の不動産会社。大阪案件(#196)の貸付先は、設立2010年・「訳あり相続不動産」の問題解決を得意とする不動産会社、といった具合です。
- 上場区分:世田谷区案件(#193)の貸付先は「東証スタンダード市場に上場している企業」であることが明示されています。
- 過去のファンド実績・完済実績:ここが特に重要です。たとえば#193の貸付先は「過去4件のファンド取り組み実績があり、うち3件は既に完済」、練馬区案件(#191)の貸付先は「過去19件の取り組み実績があり、うち9件は既に完済」と、具体的な取引履歴まで開示されています。
社名は伏せつつも、「どんな事業をしている、どのくらいの規模の、どれだけ返済実績のある企業なのか」を投資家が判断できる材料が提示されている――これは、貸付先が完全にブラックボックス化しているケースと比べて、格段に透明性が高い開示姿勢と言えます。
【解剖④】投資スキーム ―― お金の流れと「分別管理」
投資したお金が、どこを通って、どう守られながら運用されるのか。その流れを理解しておくことは、事業者の信頼性を測るうえで欠かせません。
不動産担保ローンファンドのスキームは、おおまかに次の流れです。
- 募集の受託:AGクラウドファンディング(当社)が、営業者であるAGレンディングから募集の取扱い業務を受託します。
- 匿名組合契約:Webで申込をした投資家は、AGレンディングと匿名組合契約を締結します。
- 入金・分別管理:投資家が入金した資金は、当社が指定する分別口座に集められ、金銭信託のために開設した信託口座へ送金して分別管理されます。
- 貸付・担保設定:AGレンディングが、その資金を貸付先企業へ融資し、担保不動産に(根)抵当権を設定します。
- 返済・分配:貸付先が元利金を返済し、それがAGレンディングを経由して投資家へ分配・償還されます。
ここで注目したいのが「分別管理」です。
投資家から預かった資金を、事業者自身の財産と混ぜずに、信託の仕組みを使って分けて管理する――これは投資家保護の観点から極めて重要な仕組みです。
公式の説明によれば、投資家が入金した資金は、週に一度設定される基準日から3営業日以内に、金銭信託のために開設した信託口座へ送金され、分別管理されます。分配・償還のお金も、同様に信託口座を経由して管理される流れです。
仮に事業者側に万一のことがあっても、投資家の資金が事業者の財産とごちゃ混ぜになっていなければ、その分だけ資金は保護されやすくなります。「集めたお金をどう隔離して守っているか」は、事業者の信頼性を測る最重要ポイントの一つであり、ここが明確に設計されている点は高く評価できます。
「お金を集める主体(AGクラウドファンディング)」と「貸付を行う主体(AGレンディング)」の役割が分かれ、そのうえで資金が分別管理されているという二重・三重の構造が、スキーム全体の健全性を支えています。
【解剖⑤】利回りの受け取り方と、運営の姿勢
不動産担保ローンファンドの年5~10%という予定利回りは、銀行預金とは比べ物にならない水準です。
その背景には、これが「事業のための不動産取得資金」に対する貸付であること、そして前章までで見てきた「担保」「出口戦略」「貸付先の質」によって、リスクに配慮しながらファンドが組成されていることがあります。
ここでは視点を変え、その利回りが「どのように支払われるのか」、そして運営側がどのような姿勢で臨んでいるのかを見ておきましょう。
利息は3カ月ごと、元本は満期一括が基本
公開ファンドの多くは、利息を3カ月に一度支払い、元本は運用期間満了時に一括で償還する設計です。
運用期間中も定期的に利息を受け取れるため、「満期まで一切お金が動かない」わけではない点は、覚えておくとよいでしょう。
なお、貸付先の返済が遅れた場合に備え、遅延利息(年利20.0%)も契約上定められています。
営業者も一緒に出資する「セイムボート出資」
公開ファンドの中には、練馬区案件(#191)のように「セイムボート出資」の対象となっているものがあります。
セイムボート出資とは、営業者自身も投資家と同じファンドに出資する仕組みのこと。「同じ船(ボート)に乗る」という言葉どおり、営業者と投資家の利害を一致させ、運営側にも真剣に成功させるインセンティブを持たせる仕組みです。
運営者が「自分たちのお金も入れている」という事実は、そのファンドへの自信の表れとも受け取れます。
【解剖⑥】リスク ―― 公平に、正しく理解する
どんなに設計が堅実でも、投資である以上リスクはゼロにはなりません。
各ファンドの詳細ページにも、リスクは包み隠さず記載されています。ここでは主なものを、公平な視点から整理しておきます。
- 元本リスク:出資元本および予定利回りは保証されていません。貸付先や営業者の財産状況の変化により、出資金の一部または全部に損失が生じる可能性があります。
- 信用リスク:貸付先が破綻した場合、担保処分による回収の遅延・回収コストの増大などにより、分配や償還が想定を下回るリスクがあります。担保があっても「絶対」ではない、という点は正しく理解しておくべきです。
- 流動性リスク(中途解約不可):出資持分には譲渡制限があり、運用期間中の中途解約は原則できません。投資資金は、当面使う予定のない余剰資金にとどめるのが鉄則です。
- 期限前弁済・早期償還リスク:逆に、貸付先が予定より早く返済(期限前弁済)した場合、その後の利息収入が見込めなくなり、実際の分配額が当初想定を下回ることがあります。「早く返ってくる」ことも、利回りの観点では想定外になり得るのです。
これらは不動産担保ローンファンドという商品性に由来するもので、正しく理解したうえで、無理のない金額から付き合うことが大切です。
なお、AGクラウドファンディングは、お知らせにおいて「ファンド運用終了に伴う償還期間短縮に向けた取り組み」を公表するなど、投資家に資金をより早く戻すための改善にも取り組んでいます。こうした運営姿勢も、事業者を評価するうえでの一つの材料になるでしょう。
不動産担保ローンファンドは、どんな投資家に向いているか
ここまでの解剖を踏まえると、不動産担保ローンファンドが向いているのは、次のような方だと言えます。
- アイフルファンドの安定運用を体験し、次の一歩として収益性も狙いたい方:まず安全性重視タイプで仕組みに慣れ、リスクを理解したうえで、より高い予定利回りに挑戦したい層に適しています。
- 「担保」という裏付けに安心を感じる方:第一順位の(根)抵当権、第三者評価と上限85%ルールに基づくLTV管理、明確な出口戦略――こうした”モノの裏付け”を重視する方に向いています。ただし、ファンドごとにLTVの水準は異なるため、個別に確認する姿勢が欠かせません。
- 余剰資金で、運用期間中は資金拘束されても構わない方:中途解約ができない以上、当面使う予定のない資金で臨むことが前提です。
そして、より賢い使い方は「アイフルファンド(安全性)」と「不動産担保ローンファンド(収益性)」を組み合わせることです。
安定を土台に据えつつ、一部で収益性を狙う――2つのシリーズを併せ持つAGクラウドファンディングだからこそ、自分のリスク許容度に合わせた柔軟なポートフォリオを、1つのサービス内で組み立てられます。
なお、AGクラウドファンディングでは、時期によって新規会員登録者向けのキャンペーン(ギフト特典など)が実施されることもあります。ただし、特典はあくまで”おまけ”。本質は、ここまで解剖してきたような「担保・出口戦略・貸付先・スキーム」の堅実さにあります。最新のファンド内容とあわせて、公式サイトでご確認ください。
実践編:ファンド詳細ページの「読み方」5つのチェックポイント
ここまでの解剖を、そのまま「ファンド選びのチェックリスト」に落とし込んでおきましょう。
公式サイトで気になる不動産担保ローンファンドを見つけたら、詳細ページ(「ファンド概要」「融資概要」など)で、次の5点を必ず確認する習慣をつけると、判断の質が大きく変わります。
- 担保と順位を見る:担保は何か(土地/建物/一棟物件など)、(根)抵当権は「第一順位」か。第一順位であれば、回収時に優先的な立場が確保されます。
- LTVを見る:担保評価額に対する貸付割合はどれくらいか。数字が低いほど「のりしろ」が厚く、保守的です。評価が第三者(不動産鑑定会社)によるものかも確認しましょう。
- 出口戦略を見る:返済原資は何か。「売却して返す」のように出口が明確で理解できるものか。出口が曖昧なファンドは、その分リスクの見積もりが難しくなります。
- 貸付先を見る:事業内容・規模・過去のファンド完済実績・上場区分など、判断材料が開示されているか。完済実績が積み上がっている貸付先は、それだけ信頼の材料になります。
- 運用期間と利回りのバランスを見る:予定利回りに対して、運用期間(資金拘束の長さ)は許容できるか。高利回りでも長期拘束なら、自分の資金計画と合うかを冷静に判断します。
この5点を押さえるだけで、「なんとなく利回りが高いから」という曖昧な理由ではなく、「担保・出口・貸付先まで確認したうえで納得して選んだ」という、根拠ある投資判断ができるようになります。
そして、これらの情報がきちんと詳細ページで開示されているという事実そのものが、AGクラウドファンディングの不動産担保ローンファンドの透明性の高さを物語っています。
まとめ ―― 「利回りの数字」の奥にある設計を読む
不動産担保ローンファンドは、年5~10%という魅力的な予定利回りが目を引く「収益性重視タイプ」です。
しかし本記事で解剖してきたように、その利回りは決して”あてずっぽう”で提示されているわけではありません。
- 担保:第一順位の(根)抵当権、第三者評価に基づく「上限85%」のLTVルール(実際のLTVはファンドにより63~85%と幅がある)
- 出口戦略:不動産の売却という、明確で理解しやすい返済原資
- 貸付先:社名は匿名でも、事業内容・規模・完済実績・上場区分まで開示
- スキーム:営業者AGレンディングと募集取扱いのAGクラウドファンディングの役割分担、そして資金の分別管理
- 利回りと運営姿勢:3カ月ごとの利息支払い、そしてセイムボート出資に表れる投資家との利害の一致
これらの積み重ねが、「収益性」と「安全への配慮」を両立させようとする、このファンドの設計思想です。
もちろん元本保証ではなく、リスクを正しく理解することが大前提ですが、「利回りの数字」の奥にある設計まで読み解けるようになれば、投資判断の解像度は大きく上がります。
気になった方は、まず公式サイトで、今どんな不動産担保ローンファンドが公開されているのか――担保物件、LTV、出口戦略、貸付先の情報を、ご自身の目で確かめてみてください。
本記事で紹介した「解剖の視点」は、そのままファンド選びのチェックリストとして役立つはずです。
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