「歩くだけ」「ジョギングするだけ」で稼げる、と話題のSTEPN。
昨今、TwitterなどのSNSを中心に、大きな盛り上がりを見せており、実際に取り組みを始めているユーザーの中には、1日あたり数千円以上を稼ぐ、という強者も存在します。

そんなSTEPNを、現在、最もスピーディー&効率的に始めるためには、下記のようなステップを辿ることが、目下、「鉄板」とされています。

  1. 国内の仮想通貨取引所「ビットポイント」(公式サイト)にて口座開設
  2. STEPNアプリをダウンロード
  3. STEPNアプリ内で、スニーカーの購入

些か取っつきにくい部分もあるかとは思いますが、初心者の方でも安心して取り組めるよう、下記にて、1ステップずつ、それぞれスクリーンショット付きで解説しますので、ご安心下さい。

ビットポイントでの口座開設

STEPNで得られる報酬は、日本円建てではなく、GST(Green Satoshi Token)というトークンで支払われます。
そして、その収益を実際に日本円として受け取るためには、獲得したトークンを売却(=最終的に日本円に交換)する必要があります。
また、GSTは、そのまま直接日本円に換える(GST→日本円の交換)ことは出来ませんから、

  1. (後ほどダウンロードする)STEPNのアプリ内で、GSTを、Solana(SOL)という仮想通貨に交換し、
  2. Solana(SOL)を日本円に換える(=SOL→ビットコイン→日本円)、

というプロセスが必要です。

この手続きを行うには、あらかじめ、仮想通貨取引所の口座開設を済ませておかないと、どうにもなりません。
仮に「これまで仮想通貨には触れたことも無い」という場合であったとしても、STEPNの収益がトークン(=仮想通貨)で支払われる以上、その最終的な受け取りのためには、仮想通貨口座が必要となります。

※日本国内には、仮想通貨交換業者が山ほど存在しますが、とりあえず、STEPNの収益受け取りなどが主な目的である場合、「きちんと金融庁の登録を受けている事業者で」「口座開設手続きも速い」ということで、ビットポイント(公式)あたりで口座開設を済ませておけば無難です。

STEPN開始の時点で仮想通貨口座が用意できていないと、最悪、ウォレットのハッキングで資産を失う恐れがある

Twitterのギブアウェイ企画などでスニーカーを入手し、STEPNを始めて、早速GSTを稼ぐことが出来た場合、稼いだGSTを、STEPNのゲーム内ウォレットに入れたままにしておくと、最悪、STEPNが大規模なハッキングに遭うなどすれば、せっかく受け取ったGSTが、第三者によって盗まれてしまうようなリスクがあります。

STEPNプレイヤーの間で人気の高いビットポイント(公式)の場合、仮想通貨取引口座の開設には、概ね、申込から最短1日~数日程度の時間がかかる、とされています。
リスク軽減のためにも、STEPNアプリのダウンロード等の諸作業を始める前に、あらかじめ、口座開設手続きを済ませておくことが必要です。

仮想通貨の暴落リスクを避けるためには、受け取った仮想通貨を「すぐに円に換えられる」態勢作りが重要

STEPNを通じて得ることの出来る報酬(GST)は、ブロックチェーン上で流通しているトークンであり、日々、値動きがあります。
STEPNでGSTを稼いだ後、仮に、トークンそのものの価値が急落してしまうと、せっかくGSTを稼いだとしても、値動きの影響を受けて、損をしてしまう危険があります。
どういうことか、具体例を挙げて説明しましょう。

  1. 仮に、「1GST=日本円換算で300円」というタイミングで、STEPNを通じて、100GSTを稼ぐことができた、とします。
    その時点では、100GST×300円=3万円を稼ぐことが出来た、ということとなります。
  2. 100GSTを稼いだタイミングで、前述のビットポイント等の口座開設が済んでいれば、受け取ったGSTをすぐにSolana(SOL)→ビットコインに換金したうえで、売却し、日本円に換えてしまうことが出来ます(=GSTやSOLの下落リスクを回避できる)。
  3. しかし、STEPNで100GSTを稼いだ時点で、仮想通貨口座開設が出来ていない場合、取引業者側の開設手続き等を待っているうちに、GSTやSOLのレートが下がり、受け取れる日本円が減少してしまう、というリスクがあります。

たとえば、仮想通貨口座の開設が済んだ頃に、1GSTの価値が(当初の300円から)100円にまで下落してしまっていれば、本来は3万円分の日本円を受け取れるはずが、「100円×100GST=1万円」しか受け取ることができず、差し引き、2万円分の損をする、という結果となってしまいます。

STEPNのようなNFTゲーム(ブロックチェーン・ゲーム)をプレイする場合、初期投資した原資の回収は、何よりも優先すべき事項とされています。
このため、STEPNの先行プレイヤーの間では、「ある程度まとまったGSTを稼げたら、ダラダラとGST建てで収益を保有するのではなく、出来るだけ早めに日本円に戻すこと」が常識(基本)、とされています。

そのためには、実際にSTEPNで稼ぎ始める前に、GSTを(SOL、およびビットコインを挟んで)比較的スムースに換金できるビットポイント(公式)で、仮想通貨口座をあらかじめ作っておく必要があります。

仮想通貨取引口座の開設方法

仮想通貨取引所は山ほどありますが、中小・零細企業が運営している取引所も多く、信頼がおける取引所は限られます。
また、「今回の主な目的はSTEPN。STEPNのプレイで得た収益を、最終的にしっかりと日本円で受け取るための窓口が欲しい」というだけであれば、ややこしい機能があれこれ付いた仮想通貨取引所は、却って邪魔になる可能性もあります。

  • 金融庁・財務局からの登録をきちんと受けた事業者で、
  • ごくシンプルに、STEPNで得た収益を換金したい(=日本円にしたい)、

というニーズであれば、ひとまず、ビットポイント(公式)に口座を開いておけばOKです。
口座開設はもちろん無料で出来ますし、暗号資産(仮想通貨)の入出金手数料も無料。
口座開設は最短当日審査完了、と、国内トップクラスのスピードを誇ります。


参考:
ビットポイント(公式サイト)


そんなビットポイントで口座開設を済ませるにあたっては、下記のようなステップを辿っていくことになります。

1ステップずつ、スクリーンショットで解説していきますので、ご安心下さい。

ビットポイントの仮想通貨口座開設手順

①ビットポイントの公式サイトにアクセス

まずは、ビットポイントの公式サイトにアクセスします。
※ダミーサイトなどに誘導されないよう、口座開設は、必ず、上記の公式サイトから進めるようにしてください。

「サイトへ進む」をクリックして、そのまま以下の要領で手続きを進めます。


参考:
ビットポイント(公式サイト)

②「かんたん口座登録はこちら」をクリック

③メールアドレス・携帯電話の入力

「個人のお客様」のほうにチェックを入れ(※会社名義で口座開設をする場合は、法人のほう)、
普段利用しているメールアドレス、及び携帯電話番号を入力し、
画面下部の「確認画面」をクリック。
※「紹介コード」の部分は空欄で構いません。

次画面で、入力したメールアドレス、及び携帯電話番号を確認し、間違いがなければ、「次へ」をクリック。

④ビットポイントからのメールを確認

先ほど入力したメールアドレス宛に、
ビットポイントから、上記のようなメールが届くので、
文中のURLをクリック。

⑤SMSで届いている認証コードを入力し、パスワードを設定

上記画面で、ビットポイント取引約款を確認のうえ、

  • 携帯電話番号宛に届いているSMSに記載された、認証コードを入力し、
  • 任意のパスワードを設定します。

なお、パスワードは、8文字以上で、半角英字、数字、記号のうち、2種類以上を含めたものとする必要があります。

パスワードの入力が済んだら、画面下部の「設定する」をクリックします。

⑥「ホーム画面へ」をクリック

このように、仮登録画面が表示されるので、
引き続き、本登録を進めるべく、
「ホーム画面へ」をクリックします。

⑦総合口座開設の手続きへ

このような画面が表示されるので、「OK」をクリックし、総合口座開設へ進みます。
※仮登録のままでは、STEPN収益の入金等に使えないため、「総合口座開設」が必要です。

上記のような画面に遷移したら、画面下部の「口座開設の申込みに進む」をクリックします。

⑧約款等への同意処理

約款等について、個別のチェックボックスにチェックを入れるか、冒頭の「全てに同意」をクリックしたうえで、
同意処理を行い、画面下部の「情報入力へ」をクリック。

⑨氏名等の情報入力

氏名や住所、年収、等と言った情報の入力を行います。
途中、「取引契約締結の主目的」(≒口座開設の目的)を選択する部分がありますが、
STEPNの収益を送金・入金することが主目的であれば、
「暗号資産による国内外への送金・決済等のため」
を選択しておけば妥当でしょう。

「勤務先名称」、「所属部署」、及び、最下部の「紹介コード」の部分は、空欄で構いません。

情報の入力が済んだら、画面下部の「確認へ」をクリック。
次画面で、入力済内容を確認し、間違いがなければ、画面最下部の「本人確認書類の提出へ」をクリックします。

⑩QRコードの読み取り

上記のような画面に遷移するため、

画面下部に表示されているQRコードを、スマートフォンで読み取ります。
※QRコードの読み取りは、カメラアプリや、GoogleChromeのブラウザアプリなどから行うことが出来ます。

上記のようなページにアクセスできればOKです。
その後、画面を下までスクロール(プライバシーポリシー等を確認)し、

最下部の「同意して次へ進む」をタップ。

⑪本人確認書類の選択

本人確認書類は、

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)

の中から選択できます(※ここからは、「運転免許証」の場合で解説します)。

注意事項を確認のうえ、「注意事項を確認しました」のチェックボックスにチェックを入れて、「次へ進む」をタップ。

次画面で、注意点を確認したうえで、「次へ」をタップ。

⑫本人確認書類の撮影

カメラ利用の許可を求めるメッセージが表示されたら、「許可」をタップ。

まずは表面を撮影します。

撮影した内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れたうえで、「OK」をタップ。

続いて、本人確認書類(ここでは、運転免許証)の表面を、斜め上から撮影します。

  • 左手で、文字が隠れないように、運転免許証の端を持ち、
  • 表示される枠に合わせて、シャッターボタンを押すと、

撮影が出来ます。
※本人確認書類の「厚み」と、「顔写真」がしっかりと映るようにするのがポイントです。
説明動画が表示されていますので、そちらを参考に撮影します。

撮影が出来たら、次画面で、撮影した内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて裏面を撮影します。

次画面で撮影内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて、申請者本人の顔を、正面から撮影します。

次画面で撮影内容を確認し、チェックボックスにチェックを入れて、「OK」をタップ。

続いて、首振りの様子を動画で撮影します。

  • スマートフォンを正面に構え、
  • 矢印に合わせて、ゆっくりと首を振ります。
  • 3回連続で成功すると、撮影完了です。

撮影前に、撮影方法の説明動画を見ておくとスムースです。

カメラ(動画)利用の許可を求めるポップアップが表示されたら、「許可」をタップ。
撮影終了後、

上記画面が表示されればOKです。

STEPNアプリ入手等の準備

ビットポイントの口座開設が済んだら、あと、残されたプロセスは、

  1. (ビットポイント口座で)ビットコインの買付
  2. バイナンス口座の開設
  3. ビットポイント→バイナンスへの送金
  4. バイナンスでSolの購入
  5. STEPNアプリのダウンロード

といったところです。

まずは、ビットポイントでビットコインを買い付けましょう。

バイナンス口座の開設→ビットコインの入金→SOLへの交換

続いて、ビットポイントにて購入したビットコインを、STEPNスニーカー買付用の仮想通貨である、Solana(SOL)に交換します。
ビットコイン→SOLへの交換には、「バイナンス」という海外の仮想通貨取引所を利用することが一般的です。

バイナンスでの口座開設

バイナンスでの口座開設の流れは、以下の通りです。

①バイナンスの公式サイトへ

②「今すぐ登録」をクリック

その後、居住地(日本)の入力や、氏名・メールアドレス情報等の入力を進めると、最短で当日中に、バイナンスの口座開設が完了します。

ビットポイントからバイナンスへと、ビットコインを送金→SOLへと交換

バイナンスの口座開設が済んだら、次は、ビットポイントにて先だって買い付けておいたビットコインを、ビットポイント口座からバイナンス口座へと送金します。

また、バイナンス側へとビットコインが着金したら、そのビットコインを、バイナンス内で、Solana(SOL)へと交換します。

その後は、

  1. STEPNのアプリをダウンロードし、
  2. アプリ内でウォレットを開設したうえで、
  3. バイナンスから、STEPNのゲーム内ウォレットへと、SOLを送金し、
  4. STEPNのマーケットにて、任意のスニーカーを買い付ければ、

無事に、STEPNをスタートすることが出来ます。

STEPNでGSTを稼ぐメリット

STEPNで稼げるGSTを時給で換算すると、相当の高値となる

STEPNを利用して、ウォーキングやジョギング、ランニングなどの運動をすると、運動の内容やスニーカーの種類、耐久度や効率性(Efficiency。詳しくは後述)等に応じて、GST(Green Satoshi Token)というゲーム内資産を入手することが出来ます(1GSTは、2022年2月現在、日本円で概ね300円前後)。

STEPNでは、スタートの時点で、

  • Walker
  • Jogger
  • Runner
  • Trainer

の4種類の中から1つを選び、スニーカー(ゲーム内資産)を購入することとなり、保有するスニーカー1足につき、1日2エナジー分のエネルギーを得ることが出来ます。

例えばWalkerタイプ(ウオーキング向け)のスニーカーの場合、時速1キロ~6キロの範囲内で運動をすれば、1エナジー消費あたり、概ね、4GST程度を稼ぐことが出来る、とされています。
1GSTが300円だとすれば、これは、日本円で約1,200円に相当します。

1エナジーあたりの運動時間は5分間なので、5分で1,200円、時給換算すると、1万4千円程度、という計算となります。

スニーカーの種類によっては、更に多くのGSTを稼ぐことも

STEPNで稼げるGSTを時給で換算すると、相当の高値となる
STEPNでは、1エナジー消費あたりの稼げるGST量は、スニーカーのタイプによって異なります。各スニーカータイプごとの最適速度内でコンスタントに運動した場合の獲得GST量は、上記表のように設定されています。

1エナジー(5分間運動)あたりで稼げるGSTの額は、スニーカーのタイプによっても異なります。
例えば、ランナータイプのスニーカーの場合、時速8キロ~時速20キロの範囲内(=最適速度内)でランニングをすれば、1エナジー消費あたり、約6GST、日本円に換算すると1,800円(1GST=300円の場合)を稼ぐことが出来る、とされており、これを時給に換算すると、1,800円×12=2万1千円程度に相当します。

このように、STEPNの利用で稼げるGSTを、日本円で時給換算すると、相当の高給となります。

毎日コンスタントにGSTを稼げば、STEPNのスニーカー購入費用は、概ね1か月程度で元を取れる計算となる

前述の通り、保有しているスニーカーが1足の場合、付与されるエナジーは、1日あたり2エナジーであり、例えば、Joggerタイプのスニーカーを購入してジョギングをした場合、1日あたり10GST程度を稼ぐことが出来る(ただし、一定のレベル上げが必要)、とされています。
1GSTが300円だと仮定すれば、これは、日本円換算で、3,000円程度に相当しますから、仮に、同額を1か月間稼ぎ続ければ、月間で約9万円相当程度のGSTを稼げる計算となります(※)。

現在、STEPNで利用できるスニーカーの取引価格は、最も安い物でも、日本円換算で約8万円弱程度と高額ですが、もしも、上述の通りにコンスタントにGSTを稼ぐことが出来れば、初期投資したコストについては、概ね1か月程度で回収できる計算となります。


(※)ただし、実際には、

  • スニーカーを定期的に修理したり、
  • スニーカーのレベルを上げるために、

GSTが消費(バーン)されてしまうため、実際に原資回収に回すことの出来るGSTは限られます(詳しくは後述)。

STEPNのゲーム内資産「GST」は、ゲームシステム上、値崩れしにくいように設計されている

STEPNを利用してGSTを稼いでいくにあたり、GSTそのものの値下がりリスクは、重要な留意事項となります。
仮にSTEPNで安定的にGSTを稼ぐことが出来たとしても、肝心のGSTの対円レートが悪化してしまえば、日本円建てでの稼ぎは大きく目減りしてしまうこととなるため、です。

ゲーム内資産の値下がりリスクは、ゲーム業界共通の課題

ゲーム内のト資産の値下がりリスクは、STEPNに限らず、業界全体の懸案事項と言えます。
例えば、「Play to earn」の代表格とされてきたゲーム「アクシー・インフィニティ」の場合、ゲーム内で入手できる資産の下落が、大きな問題となっています。
アクシー・インフィニティをプレイすることでゲーム内資産入手しても、それらを日本円に換えたときに、大きな稼ぎとはならないため、です。

こうした事態が生じた原因のひとつが、アクシー・インフィニティの場合、

  1. ゲーム内でSLPを消費(バーン)する機会が少なく、
  2. ユーザーがどんどんSLPを法定通貨等に両替(SLPを売却)してしまい、
  3. 結果として、SLPが市場に有り余るようになり、
  4. SLPの相場が下落した、

ことである、とされています。

これに対して、STEPNの場合、ゲーム内で入手できる「GST」に関して、ゲーム内の様々なシチュエーションで利用機会があります。

  • スニーカーのリペア(修理)や
  • スニーカーのレベルアップ
  • 更には、スニーカーのミント(2足のスニーカーから、1足の新スニーカーをミント可能)においても、

GSTが消費(バーン)されることとなるため、ゲーム外で売却に回されるGST量が少なく、結果的に、GSTが大きく値崩れしないように、ゲームシステムが設計されている、と言えます。

Botプレイを防止する「チート対策」も、GSTの不正・大量発行を予防する

STEPNのゲーム内資産「GST」は、ゲームシステム上、値崩れしにくいように設計されている
STEPNの場合、ゲームシステムの設計上、ゲーム内でGSTをバーンする機会が多く設けられています。

また、前述のアクシー・インフィニティの場合、一部のBotが自動的にゲームをプレイし、SLPを大量に発行・入手したことが、SLPの需給状況を悪化させた一因とされています。

その点、STEPNにおいては、

  • GPSのトラッキングや
  • スマートフォンに搭載されたモーションセンサーの活用などで

一部の悪質なユーザーによるチート行為に対して、対策が講じている、とされています(※)。
こうしたチート対策により、悪意あるユーザーによる不正行為で、GSTが大量発行されてしまうリスクが、ある程度、軽減されている、ともいえましょう。


(※)一方で、1人のプレイヤーが、両手にスマートフォンを1台ずつ持ち、STEPNを利用した場合、

  • 2人のプレイヤーが並走しているのか、
  • それとも、不正行為が行われているのか、

の正確な判定は、現在のGPSの精度では難しい、とも言われています。

STEPNは、PC(パソコン)を持っていない人でも、App StoreやGoogle Playでアプリをスマホにダウンロードするだけでスタートできる

STEPNは、PC(パソコン)を持っていない人でも、App StoreやGoogle Playでアプリをスマホにダウンロードするだけでスタートできる
STEPNをプレイするためには、PC(パソコン)は不要であり、無料のスマホアプリをダウンロードすれば、すぐにでもスタートすることが出来ます(※ただし、アプリ内のマーケットプレイスで、スニーカーを購入する必要があります)。
画像引用元:App Store

大半のゲームは、アカウントの作成やアクティベートのために、パソコン(PC)による作業が必要とされており、中には、専用のソフトウェアをパソコンにダウンロードする必要があるタイトルも存在します。

昨今、スマートフォンの普及率は高水準にありますが、その一方で、「パソコンは使用していない」という人も少なくありません。
日常的にPCを利用していない人にとっては、「ゲームをプレイするためにパソコンを購入する」というのは、なかなか現実的ではなく、ハードルが高い、というのが実情です。

その点、STEPNの場合は、手元にスマートフォンさえあれば、App storeやGoogle Playから、ios版、ないしはAndroid版の無料アプリをダウンロードして、すぐにゲームプレイをスタートすることが出来る、という手軽さがあります(※)。


(※)
一方で、「パソコンは所有しているが、スマートフォンは使っていない」という人の場合、STEPNをプレイすることは、現状、できません。
STEPNの場合、スマートフォン・アプリとして持ち歩き、GPSを利用したり、モーションセンサーを活用して運動を計測することが必要なため、です。

GSTを利用してレベルを上げれば、スニーカーの性能を高めることが出来る

STEPNの各スニーカーには、

  • Efficiency
  • Luck
  • Comfort
  • Resilience

といったステータス要素があり、STEPNを実際にプレイしてGSTを稼げば、そのGSTを消費(バーン)して、スニーカーのレベルを上げることが出来ます。

レベルを上げると、スニーカーのクオリティ(※後述)に合わせて、様々な属性値を向上させるための「ポイント」を入手することができます。

  • 例えば、そのポイントを利用して、スニーカーのEfficiencyを高めると、1分あたりの(より正確には、1エナジーあたりの)GST獲得量を増やすことが出来ますし、
  • はたまた、スニーカーのResilienceを高めると、耐久性の低下程度を下げることが出来るほか、スニーカーのリペアコスト(耐久度の下がったスニーカーを修理するために支払うGST)も、安くすることが出来る、という効果があります。

また、単純にレベルが上がっていくごとに、1日に獲得できるGSTの上限も膨らんでいく、という利点もあります。

このように、ある種の育成ゲームとしても楽しめるのが、STEPNの魅力のひとつと言えます。

高クオリティのスニーカーに初期投資できれば、スタートから有利に

STEPNのマーケットで販売されているスニーカーには、

  • Common
  • Uncommon
  • Rare
  • Epic
  • Legendary

という、5つのクオリティ・タイプがあります。

クオリティの高いスニーカー=初期の属性値も高く、高性能

高クオリティなスニーカーは、そもそもの初期性能も、極めて高い、という特長があります。
例えば、最もありふれたCommonクオリティのスニーカーの場合、Efficiency やResilience といった属性値は、最低で1、最大でも10、という上限設定が為されています。
これに対して、Legendaryタイプのスニーカーの場合、属性値は最低でも50、最大で112、と、極めて高水準に設定されています。

このため、初期のスニーカー購入への初期投資を惜しまないユーザーの場合、より「稼ぎやすいスニーカー」でSTEPNをスタート出来ることとなります。

ハイ・クオリティのスニーカーの場合、レベルアップ時にも有利に

また、クオリティの高いスニーカーの場合、レベルアップの際に振り分けることが出来るポイントも、低クオリティのスニーカーと比較して、多めに付与されます。
例えば、Commonクオリティのスニーカーの場合、一度のレベルアップで付与される属性値向上ポイントは4ポイントですが、Legendaryクオリティのスニーカーならば、1回のレベルアップで、12ポイントもの属性値向上ポイントが付与されることとなります。

すなわち、高クオリティのスニーカーの場合、

  • 「初期のステータス値が高い」だけではなく、
  • 一度のレベルアップで期待できる性能向上の幅も、低クオリティのスニーカーと比較して、遥かに大きい、

という特質があります。

スニーカーのクオリティが高いと、ボーナスエナジーも付与される

また、スニーカーのクオリティが高いと、それだけで、1日当たりのエナジーに、ボーナスがプラスされます。

具体的には、

  • Uncommonのスニーカーで、プラス1
  • Rareのスニーカーで、プラス2
  • Epicのスニーカーで、プラス3
  • Legendaryのスニーカーで、プラス4

の追加エナジーが付与されます。

1日あたりのエナジーが多ければ、その分、STEPNを利用して運動できる時間が長くなり、結果的に、1日で稼げるGSTの額が大きくなります。

スニーカーのレンタル機能(≒スカラーシップ制度)も搭載予定

アクシー・インフィニティやSGEMといったゲームの場合、

  • ゲームプレイのための初期投資額を用意することが難しいユーザーや、
  • 「まずはお試しでプレイを体験してみたい」というプレイヤー向けに、

先輩プレイヤーが、ゲーム内資産(キャラクター等)をレンタルする、いわゆる「スカラーシップ制度」が導入されています。

STEPNの場合、2022年2月現在、スカラーシップ制度は導入されておらず、STEPNをプレイするためには、各プレイヤーが、自費で、STEPNのマーケットプレイスで、スニーカーを購入する必要があります。

しかし、STEPNのホワイトペーパー(white paper)等によれば、STEPNでも、近日中に、スニーカーのレンタル機能が搭載される予定であり、仮にレンタル機能が実装されれば、初期投資が出来ないユーザーでも、イニシャル・コスト(元手)なしで、STEPN利用をスタートできることとなります。

また、新規参入プレイヤーに対してスニーカーをレンタルするオーナー側も、収益の7割前後(実際の収益の割り振りのバランスは、変更になる可能性もある)を収受できるようになる、と目されています。

STEPNでGSTを稼ぐリスク・注意点

初期投資費用(=スニーカーの購入コスト)が高い

STEPNでGSTを稼ぐリスク・注意点
STEPNでGSTを稼ぐためには、まず、アプリ内のマーケットプレイスで、スニーカーを購入する必要があります。
2022年2月現在、最安値のスニーカーでも、日本円で約8万円以上の値段が付けられており、初期投資額のハードルは低くありません。
画像引用元:STEPN

STEPNでゲーム内資産(GST)を稼ぐためには、あらかじめ、STEPNのマーケットプレイスにて、任意のスニーカーを、少なくとも1足、購入する必要があります。

しかしながら、2022年2月現在、最も安いスニーカーの場合でも、それなりの値段が付けられており、日本円に換算すると、初期投資額は8万円程度に及びます。

さらに、クオリティの高いスニーカーの場合、更に高額で販売されており、中には、数百万円以上もの高額で出品されているケースもあります。

前述の通り、2022年2月の時点では、STEPNには、他のゲームでは一般的に搭載されている、レンタル機能(≒スカラーシップ機能)が搭載されていないため、プレイヤーは、自ら初期投資額を用立てて、スニーカーを購入する必要があります。

STEPNのマーケットプレイスで購入できるスニーカーは、現実世界で実際に着用できる靴ではありません。
「実際に履けるわけでもないスニーカーに、8万円前後もの出費をすることはできない」
と考えるユーザーにとっては、STEPNの初期投資額は、ひとつのハードルとなり得ます。

1日に稼げるGSTの金額には上限がある

STEPNで、実際に1日で稼ぐことの出来るGSTの上限は、「1日あたりのエナジー」×「1エナジーあたりの獲得GST」の式で求めることが出来ます。

1日あたりのエナジーの数量は、プレイヤーが保有しているスニーカーの数量、及び、そのスニーカーのクオリティによって決定されます。

通常のスニーカーの場合、1足で、1日あたり、2エナジーが付与され、1エナジーでは、5分間、運動が出来ます。
エナジーは6時間ごと(日本時間で、4時・10時・16時・22時)に、25パーセントずつ回復するため、丸一日で、全回復する計算となります。

すなわち、スニーカーを1足保有している場合、1日当たりの運動時間は、基本的に10分間。
運動可能時間を増やしたい、すなわち、エナジーの量を増やしたい場合、

  • 追加のスニーカーを購入するか、
  • よりレアなスニーカーを(高額な費用を支払って)購入する

必要があります。

なお、スニーカーの数と、付与されるエナジーの数量との間の相関は、下記の表のように設定されています。

スニーカーの数 エナジー量
1足~2足 2
3足~8足 4
9足~14足 9
15足~29足 12
30足 20


引用元:STEPN

上記表の通り、追加スニーカー1足あたりのエナジー追加効能は、少しずつ減退していきます。
最初はスニーカー1足で2エナジーが付与されますが、最終的には、靴を30足までそろえても、エナジーは20までしか増えません(ただし、クオリティの高いスニーカーを所有すると、そのボーナス分だけ、追加でエナジーが付与されます)。

仮に、スニーカー1足あたりの購入コストが、日本円で8万円だと仮定すると、

  • エナジーを4まで増やすためには、24万円、
  • エナジーを9まで増やすためには、72万円、
  • エナジーを12まで増やすためには、120万円、
  • エナジーを20まで増やすためには、240万円の投資が

必要となります(スニーカーのクオリティによるエナジーボーナスを考慮しない場合)。

スニーカーは定期的に修理が必要であり、かつ、修理にもGSTが消費されてしまう

STEPNで実際にウォーキングやジョギング、ランニングをすると、スニーカーの耐久性が、徐々に低下していき、耐久性が50パーセントを切ると、ペナルティが発動し、GSTの獲得効率が低下します。

  • まず、耐久性が50まで落ちた時点で、GSTを稼ぐ効率は、90パーセントに低下し、
  • さらに耐久性が20まで落ちた時点で、GSTの獲得効率は、10パーセントにまで低下します。

このため、耐久性が一定程度まで低下したスニーカーについては、スマホアプリ内で「修理」(リペア)の処理が必要となるのですが、この修理に、GSTが利用(バーン)される仕様となっています。

特に、スニーカーの属性値のうち、「Resilience」の低いスニーカーの場合、

  1. 耐久性が低下しやすく、
  2. かつ、リペアに必要なGSTコストも高い、

というデメリットがあります。

結局、稼いだGSTの一部は、定期的に、スニーカーのリペア・修理費用に回すこととなり、原資回収が遅れてしまうこととなります。

スニーカーのレベル上げにもGSTがバーン(消費)される

既にレベルが上げられたスニーカーを、マーケットプレイスで購入する場合を除き、原則として、スニーカーのレベルは、最低(レベル0)からスタートとなります。

レベルゼロでは、1日あたりで稼げるGSTの額も小さいし、Efficiency(GST獲得の効率性)やResilience(スニーカーの、劣化に対する耐久性)も低いため、GSTをしっかりと稼ぐことは「難しい」というのが実情です。

そこで、特に最初のうちは、スニーカーのレベル上げに時間を使うこととなりますが、この「レベル上げ」にも、GSTが消費(バーン)されてしまいます。

各レベルごとの、レベル上げに必要なGST値としては、下記の通りです。

レベル バーンされるGST量
レベル0からレベル1 1
レベル1からレベル2 2
レベル2からレベル3 3
レベル3からレベル4 4
レベル4からレベル5 10
レベル5からレベル6 6
レベル6からレベル7 7
レベル7からレベル8 8
レベル8からレベル9 9
レベル9からレベル10 30


バーンされるGST量は、今後のアップデートで変更となる可能性があります。

特筆すべきなのは、

  • レベルを、4から5に上げるときや、
  • 9から10に上げるときは、

かなりの量のGSTがバーンされてしまうこと。

実際にスニーカーのレベルを10まで上げるためには、最初のレベル上げから累積すると、80GST(1GSTが300円だとすれば、2万4千円)もの追加投資が必要となります。

前述の、スニーカーのリペアのためのGST消費と合わせて、このレベル上げにも、相当量のGSTがバーンされてしまうため、最初のスニーカー購入原資の回収へと、なかなか余剰資金を回すことが出来ない、すなわち、(見方によっては、)「稼ぎづらい」ゲーム設計となっている、との指摘もあります(※)。


(※)逆に言えば、STEPNの場合、ゲーム内でGSTを消費する機会が多く設けられているため、その分、GSTが売られにくく、結果として、GSTの急激な値下がりが生じにくくなっている、すなわち、プレイヤーのゲーム内資産がある程度守られている、との見方も出来ます。

スニーカーの種類に合った速度で運動しないと、GSTを稼げない

前述の通り、STEPNのマーケットプレイスで購入することが出来るスニーカーには、WalkerからTrainerまで、4つの種類があり、それぞれには、下記のような最適速度(Optimal Speed)が定められています。

スニーカーの種類 最適速度
Walker(ウォーキング) 時速1キロ~6キロ
Jogger(ジョギング) 時速4キロ~10キロ
Runner(ランニング) 時速8キロ~20キロ
Trainer(トレーナー) 時速1キロ~20キロ


引用元:STEPN

1分間あたり(ないしは、1エナジー消費あたり)の稼ぎ、すなわち、GST獲得量を最大化するためには、上記した最適速度内で、ウォーキングなりジョギング、ランニングを継続する必要があります(※仮に、最適速度からの乖離が大きくなると、稼げるGST量は、最大で90パーセント減少する恐れがあります)。

このため、そもそも、STEPNでスニーカーを購入する前に、自分が日頃、概ね時速何キロ程度で運動しているのかを、出来る限り正確に、把握しておく必要があります(※)

なお、Trainer(トレーナー)タイプのスニーカーに関しては、速度に幅があり、様々な運動シーンで使いやすいのですが、その分、購入に要する費用が高い、という難点があります。
現に、2022年2月現在、STEPNのマーケットプレイスに出品されているTrainer(トレーナー)タイプのスニーカーのうち、
最も安いものでも、日本円で、約20万円程度以上の値段が付けられています。


(※)STEPNのスマホアプリでは、スニーカーを購入していない状態でも、自分の運動速度等を計測するモードが提供されている(勿論、GSTを稼ぐことは出来ない)ため、あらかじめ、そうした機能を有効活用することが望まれます。