【プロが伝授】ソーシャルレンディング業者選びで失敗しない!

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、比較的手軽に始められる投資として近年注目を集めていますが、業者選びを間違えると、思わぬ損失を被る可能性もあります。そこで今回は、ソーシャルレンディング業者選びで失敗しないためのポイントを、プロの視点から詳しく解説いたします。

1. 業者の信頼性を確認する

ソーシャルレンディングは、投資先の企業にお金を貸し付けるという仕組み上、業者の信頼性が非常に重要です。以下の点を確認し、信頼できる業者を選びましょう。

* 金融商品取引業の登録状況: ソーシャルレンディング業者は、金融商品取引法に基づく登録が必要です。金融庁のウェブサイトで登録の有無を確認しましょう。
* 運営実績: 運営年数や実績は、業者の信頼性を示す指標の一つです。長年の実績がある業者や、募集実績が豊富な業者を選ぶと安心です。
* 資本金: 資本金は、業者の経営基盤の安定性を示す指標となります。ある程度の資本金がある業者を選ぶようにしましょう。
* 情報開示の透明性: 投資家向けの情報開示が十分に行われているかを確認しましょう。投資案件の詳細な情報、リスク情報、業績などを開示している業者は、信頼性が高いと言えます。

2. 案件内容を吟味する

ソーシャルレンディングの案件は、不動産担保ローン、事業者ローン、再生可能エネルギー関連など、様々な種類があります。それぞれの案件のリスクとリターンを理解し、ご自身の投資目標やリスク許容度に合った案件を選びましょう。

* 担保の有無: 担保がある案件は、万が一貸し倒れが発生した場合でも、担保を売却して投資資金を回収できる可能性があります。
* 融資先の信用力: 融資先の財務状況や経営状況を把握し、返済能力があるかどうかを判断しましょう。
* 利回り: 利回りは、投資の収益性を示す指標ですが、高利回り案件にはリスクも伴います。利回りだけでなく、リスクとのバランスを考慮しましょう。
* 運用期間: 運用期間は、資金が拘束される期間です。ご自身の資金計画に合わせて、運用期間を選びましょう。

3. 手数料を確認する

ソーシャルレンディング業者によっては、口座開設手数料、投資手数料、出金手数料などがかかる場合があります。手数料は、投資の収益性を左右する要素の一つですので、事前に確認しておきましょう。

4. 投資家保護の仕組みを確認する

ソーシャルレンディング業者の中には、投資家保護のための仕組みを導入しているところがあります。例えば、分別管理、保証制度、保険などです。これらの仕組みがあるかどうかを確認し、万が一のリスクに備えましょう。

5. 複数の業者を比較検討する

一つの業者に絞らず、複数の業者を比較検討することが重要です。各業者の特徴、案件内容、手数料、投資家保護の仕組みなどを比較し、ご自身に最適な業者を選びましょう。

比較ポイントのまとめ

  • 業者の信頼性
    • 金融商品取引業の登録状況
    • 運営実績
    • 資本金
    • 情報開示の透明性
  • 案件内容
    • 担保の有無
    • 融資先の信用力
    • 利回り
    • 運用期間
  • 手数料
    • 口座開設手数料
    • 投資手数料
    • 出金手数料
  • 投資家保護の仕組み
    • 分別管理
    • 保証制度
    • 保険

ソーシャルレンディングは、適切に業者を選び、リスクを理解した上で投資すれば、資産運用の有効な手段となります。今回の記事を参考に、ご自身に合ったソーシャルレンディング業者を見つけて、賢く資産運用を始めてみましょう。

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