【要注意】ソーシャルレンディング詐欺!巧妙な手口と対策
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、比較的手軽に始められる投資として注目されていますが、残念ながら詐欺のリスクも存在します。せっかくの投資資金を失わないためにも、詐欺の手口を知り、見抜く力を身につけることが重要です。
ソーシャルレンディング詐欺の巧妙な手口
ソーシャルレンディング詐欺の手口は巧妙化しており、一見すると優良な投資案件に見せかけているケースも少なくありません。主な手口として以下のものが挙げられます。
- 虚偽の事業計画:融資先の事業内容を偽り、実際には存在しないプロジェクトや、実現不可能な計画を提示して投資家を騙します。
- 高すぎる利回り:相場を大きく上回る高利回りを謳い、投資家の射幸心を煽ります。異常な高利回りは、詐欺の可能性を示唆するサインです。
- ポンジ・スキーム:新規投資家からの資金を、過去の投資家への配当に充てる自転車操業を行い、資金繰りが破綻するまで騙し続けます。
- 担保の虚偽表示:実際には価値のない不動産や動産を担保として提示し、投資家を安心させようとします。
- 運営会社の情報隠蔽:運営会社の所在地や代表者情報などを隠蔽したり、虚偽の情報を記載したりします。
ソーシャルレンディング詐欺の見抜き方
詐欺に遭わないためには、以下の点に注意して投資判断を行うことが大切です。
- 運営会社の信頼性を確認する:運営会社の情報を徹底的に調べましょう。所在地、代表者、資本金、事業実績などを確認し、不審な点がないか確認します。金融商品取引業の登録を受けているかどうかも重要なポイントです。
- 事業計画の妥当性を検証する:融資先の事業計画を精査し、実現可能性や収益性を慎重に判断します。事業内容について理解できない点があれば、安易に投資しないようにしましょう。
- 利回りの高さに注意する:高すぎる利回りはリスクが高いことを示唆します。相場とかけ離れた高利回り案件には注意が必要です。
- 担保の価値を確かめる:担保がある場合でも、その価値を鵜呑みにせず、不動産鑑定士などに評価を依頼するなど、客観的な評価を得ることが重要です。
- 口コミや評判を参考にする:ソーシャルレンディングに関する口コミサイトや掲示板などを参考に、他の投資家の意見を聞いてみましょう。ただし、匿名性の高い情報には注意が必要です。
- リスク分散を心がける:一つの案件に集中投資するのではなく、複数の案件に分散投資することで、リスクを軽減することができます。
- 少額から始める:最初から大金を投資するのではなく、少額から始めて様子を見るのが賢明です。
もし詐欺に遭ってしまったら
万が一、詐欺に遭ってしまった場合は、速やかに以下の対応を取りましょう。
- 警察に相談する:被害状況を整理し、警察に相談しましょう。証拠となる資料は全て保管しておきましょう。
- 弁護士に相談する:弁護士に相談し、法的手段を含めた対応を検討しましょう。
- 消費者センターに相談する:消費者センターに相談し、アドバイスを求めましょう。
ソーシャルレンディングは、適切な知識と注意を持って投資すれば、資産形成の有効な手段となります。しかし、詐欺のリスクも存在することを忘れずに、慎重に投資判断を行うようにしましょう。少しでも不安を感じたら、投資を見送る勇気も大切です。
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