ソーシャルレンディング税金対策!確定申告で賢く節税

ソーシャルレンディング税金対策!確定申告で賢く節税

ソーシャルレンディングに興味をお持ちの皆様、こんにちは。ソーシャルレンディングは、比較的手軽に始められる投資として人気を集めていますが、税金についてはどうでしょうか? 確定申告は、投資で得た利益を適切に申告し、納税するための大切な手続きです。今回は、ソーシャルレンディングにおける税金対策と確定申告について、詳しく解説していきます。

ソーシャルレンディングで得た利益にかかる税金

ソーシャルレンディングで得た利益は、原則として「雑所得」として扱われます。雑所得とは、他の所得区分(給与所得、事業所得、不動産所得など)に該当しない所得のことです。ソーシャルレンディングの場合、主に以下のものが雑所得として課税対象となります。

* 貸付によって得られる利息
* 投資キャンペーンなどで得られるキャッシュバックやポイント
* 早期償還などで得られる手数料

これらの収入から、ソーシャルレンディング投資を行うために直接かかった費用(振込手数料など)を差し引いた金額が、課税対象となる雑所得の金額となります。

確定申告の必要性と計算方法

確定申告が必要となるのは、以下のいずれかに該当する場合です。

* 給与所得がある方で、雑所得(ソーシャルレンディングの利益を含む)が年間20万円を超える場合
* 給与所得がない方で、雑所得が年間48万円を超える場合

確定申告では、年間の所得を計算し、それに基づいて所得税額を確定させます。ソーシャルレンディングの雑所得は、以下の計算式で算出します。

ソーシャルレンディングの雑所得 = 利息収入 + キャッシュバック等 – 必要経費

この計算結果を確定申告書の該当箇所に記載し、他の所得と合算して所得税額を計算します。

ソーシャルレンディングの税金対策

ソーシャルレンディングで賢く節税するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 必要経費をきちんと把握する
    ソーシャルレンディング投資のためにかかった費用は、必要経費として雑所得から差し引くことができます。振込手数料や、投資に関するセミナー参加費など、領収書や明細書をきちんと保管しておきましょう。
  • 損益通算を検討する
    ソーシャルレンディングで損失が出た場合、他の雑所得と損益通算することができます。例えば、FXや仮想通貨などの取引で利益が出ている場合は、ソーシャルレンディングの損失を差し引くことで、課税対象となる所得を減らすことができます。ただし、損益通算が可能なのは、同じ所得区分である雑所得に限られます。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)の活用
    iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象となるため、所得税や住民税を節税することができます。ソーシャルレンディングで得た利益をiDeCoに拠出することで、税金の繰り延べ効果が期待できます。
  • 税理士への相談
    税金に関する知識は複雑で、個々の状況によって最適な対策は異なります。ご自身の状況に合わせて、税理士に相談することを検討しましょう。

確定申告の手順

確定申告は、以下の手順で行います。

  1. 確定申告に必要な書類を準備する
    源泉徴収票、ソーシャルレンディングの年間取引報告書、必要経費の領収書などを準備します。
  2. 確定申告書を作成する
    国税庁のウェブサイトで確定申告書を作成できます。画面の指示に従って、必要な情報を入力していきましょう。
  3. 確定申告書を提出する
    作成した確定申告書を、税務署に提出します。郵送、e-Tax(電子申告)、税務署窓口での提出が可能です。

確定申告の期間は、通常、毎年2月16日から3月15日までです。期限内に忘れずに申告するようにしましょう。

ソーシャルレンディングは、上手に活用すれば資産形成に役立つ投資方法です。しかし、税金対策を怠ると、せっかく得た利益が目減りしてしまう可能性があります。今回の記事を参考に、ソーシャルレンディングの税金対策をしっかりと行い、賢く節税しながら資産を増やしていきましょう。

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