【危ない案件回避!】ソーシャルレンディング詐欺の手口と対策
ソーシャルレンディング投資を検討されている皆様、こんにちは。
近年、手軽に始められる投資として注目を集めているソーシャルレンディングですが、残念ながら詐欺事例も存在します。
今回は、ソーシャルレンディング投資における詐欺の手口と、その対策について詳しく解説いたします。
安全な投資判断の一助となれば幸いです。
ソーシャルレンディング詐欺の典型的な手口
ソーシャルレンディング詐欺の手口は巧妙化しており、見抜くのが難しいケースも少なくありません。
ここでは、特に注意すべき典型的な手口をいくつかご紹介します。
- 高すぎる利回り
- ずさんな審査体制
- 担保の虚偽表示
- 資金の流用
- 自転車操業
ソーシャルレンディングの平均的な利回りを大幅に上回る案件は、注意が必要です。「年利20%以上」といった、高すぎる利回りを謳う案件は、資金を集めるための方便である可能性があります。
融資先の情報が曖昧であったり、審査体制が不透明なプラットフォームは危険です。信頼できるプラットフォームは、融資先の財務状況や事業計画などを詳細に開示し、厳格な審査を行っています。
不動産担保付きと謳いながら、実際には担保が設定されていなかったり、担保価値が著しく低いケースがあります。担保の内容や評価額を慎重に確認する必要があります。
集めた資金を当初の目的とは異なる用途に使用するケースです。例えば、「太陽光発電事業への融資」と謳いながら、実際には別の事業に流用されているといった事例があります。
新規の投資家からの資金を、既存の投資家への配当に充てる自転車操業を行っているプラットフォームも存在します。このようなプラットフォームは、いずれ破綻する可能性が高く、投資資金を回収できなくなるリスクがあります。
詐欺案件を見抜くためのチェックポイント
上記のような詐欺の手口に引っかからないためには、以下のチェックポイントを参考に、慎重に案件を選ぶことが重要です。
- プラットフォームの信頼性を確認する
- 運営会社の情報(資本金、所在地、代表者など)が明確に開示されているか
- 金融商品取引業の登録を受けているか
- 過去の運用実績や口コミなどを確認する
- 融資案件の詳細情報を確認する
- 融資先の事業内容、財務状況、実績などを確認する
- 担保の有無、種類、評価額などを確認する
- 資金使途が明確に示されているか確認する
- リスクに関する説明が十分に行われているか確認する
- 利回りの妥当性を検討する
- ソーシャルレンディングの平均的な利回りを参考に、高すぎないか確認する
- リスクと利回りのバランスが取れているか検討する
- 疑問点があれば必ず質問する
- プラットフォームに問い合わせて、疑問点を解消する
- 納得できる回答が得られない場合は、投資を見送る
万が一、詐欺に遭ってしまったら
万が一、詐欺に遭ってしまった場合は、泣き寝入りせずに、以下の対応を取りましょう。
- 警察に被害届を提出する
- 弁護士に相談する
- 消費者センターに相談する
- 金融ADR制度(金融分野における裁判外紛争解決制度)を利用する
詐欺に遭わないためには、事前の情報収集と慎重な判断が不可欠です。
リスクを理解した上で、安全なソーシャルレンディング投資を行いましょう。
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