続いて、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を用いた画像生成の手順について、学んでいきましょう。
※なお、Midjourneyは、極めて知名度・人気の高い画像生成AIツールではありますが、有料です。
仮に、「絶対に、無料のAIツールから始めたい」という場合、Leonardo AI(レオナルドAI)や、SeaArt AI(シーアート)の利用も、検討の候補となります。
それぞれの詳説記事は、以下のリンクからご覧いただけます。
- Leonardo AI(レオナルドAI)の使い方-テキストからの画像生成や、画像をベースにした動画生成等が可能なAIツール
- SeaArt AI(シーアート)の使い方・始め方-話題の画像生成AIの危険性や、商用利用の可否も検証
Midjourney(ミッドジャーニー)の始め方(事前準備編)
Midjourney(ミッドジャーニー)の利用を始める際の手順としては、主に以下の通りです。
- Midjourney(ミッドジャーニー)の月額課金(サブスク)を済ませる
- Midjourney(ミッドジャーニー)使用のための、自分専用のディスコード・サーバーを立ち上げておく
- 立ち上げた自分専用サーバーに、Midjourney(ミッドジャーニー)のボット(アプリ)を導入する
それぞれ、詳しく確認して参りましょう。
Midjourney(ミッドジャーニー)へのサブスク(月額課金)を済ませる
2024年1月現在、Midjourney(ミッドジャーニー)の利用を始めるためには、同社の提供する有料のサブスクリプション・プランに加入しておく必要があります。
サブスクへの課金の手順は以下の通りです。
Midjourney(ミッドジャーニー)のアカウント・ページにアクセス
ディスコードにログインした状態で、Midjourney(ミッドジャーニー)のアカウント・ページにアクセスします。
URLは以下の通りです。
https://www.midjourney.com/account/
右側の、「ログイン」のほうをクリックします。
「認証」をクリック
Midjourney(ミッドジャーニー)に対して許可することとなる内容をよく確認したうえで、同意する場合は、「認証」のバナーをクリックします。
年間契約とするか、単月の登録とするか、の選択
「年払い」を選択すると、1か月あたりの料金は安くなります。
一方、「まずは1か月だけ試したい」という場合は、「月払い」を選択したほうが無難です。
サブスクリプション・プランの選択
続いて、課金するプランを選択します。
最も安いプランの場合で、月額10ドルです。
※ただし、1か月ごとの課金の場合。年払いの場合、多少安くなります。
連絡先・支払い方法の選択
プランを選択すると、決済サービス「Stripe」(ストライプ)のサービスに遷移します。
まずは、連絡先のメールアドレス、及び、支払い方法を選択します。
※以下では、クレジットカードを選択しています。
クレジットカード番号等の入力
続いて、クレジットカード番号や、有効期限、セキュリティ・コードの入力等を進めます。
請求先住所の入力
最後に、請求先住所を入力し、「申し込む」のバナーをクリックします。
Midjourney(ミッドジャーニー)への課金完了
このような画面が表示されれば、Midjourney(ミッドジャーニー)の月額プランへの課金は完了です。
Midjourney(ミッドジャーニー)使用のための専用サーバーを事前に立ち上げておく
Midjourney(ミッドジャーニー)は、同社の公式ディスコード・サーバー内からでも、画像の生成を行うことが出来ますが、基本的には、
- あらかじめ、自分の専用のサーバーを立ち上げておいて、
- そのサーバーに、Midjourney(ミッドジャーニー)のアプリ(ボット)を導入し、
- 自分のサーバー内で、画像の生成を行ったほうが、
何かと簡便です。
実際の手順は以下の通りです。
Discord(ディスコード)の「+」アイコンをクリック
まずは、Discord(ディスコード)の画面左側(※ただし、PCブラウザからディスコードを利用している場合)に表示されている、「+」のアイコンをクリックします。
「オリジナルの作成」を選択
続いて、「オリジナルを選択」をクリックします。
「自分と友達のため」を選択
Midjourney(ミッドジャーニー)を個人的に使用するためのサーバー、ということであれば、「自分と友達のため」を選択します。
サーバー名とアイコンの設定
アイコンについては、指定しないでも構いません。
サーバー名に関しては、後から自分で分かりやすいように、「Midjourney使用専用サーバー」とでも名付けておけば良いでしょう。
入力が済んだら「新規作成」のバナーをクリックします。
Midjourney使用専用サーバーの立ち上げ完了
このような画面が表示されれば、Midjourney使用専用サーバーの立ち上げは完了です。
Midjourney(ミッドジャーニー)のBotアプリを、自分の専用サーバーに追加する
専用サーバーの立ち上げが済んだら、続いて、Midjourney(ミッドジャーニー)のボットアプリを、自分のサーバーに導入します。
手順は以下の通りです。
Midjourney(ミッドジャーニー)のディスコード・サーバーにアクセス
まずは、Midjourney(ミッドジャーニー)のディスコード・サーバーにアクセスします。
URLは以下の通りです。
https://discord.com/invite/midjourney
アクセスしたら、「招待を受ける」のバナーをクリックします。
Midjourney(ミッドジャーニー)のBot(ボット)を探す
Midjourney(ミッドジャーニー)のディスコード・サーバーに入ると、このような画面が表示されます。
続いて、Midjourney(ミッドジャーニー)のBot(ボット)を探すべく、「Newbies」(初心者)チャンネル等にアクセスします。
画像生成を行っている、「Midjourney Bot」という公式ボットを見つけたら、クリックします。
「アプリを追加」をクリック
「アプリを追加」のバナーをクリックします。
専用サーバーを選択する
先ほど自分が作成した専用サーバーをプルダウンから選択し、「はい」のバナーをクリックします。
Midjourney(ミッドジャーニー)のボットに与える権限内容を確認
Midjourney(ミッドジャーニー)のBotに与えることとなる権限の内容をよく確認し、同意する場合は、「認証」のボタンをクリックします。
認証をクリア
認証を求められたら、クリアします。
Midjourney(ミッドジャーニー)ボットの追加完了
このような画面が表示されれば、先程立ち上げた専用サーバーへの、Midjourney(ミッドジャーニー)のBotの追加は完了です。
Midjourney(ミッドジャーニー)を使った画像生成や編集の手順
前述までの準備が整ったら、Midjourney(ミッドジャーニー)を使った画像生成を実際に行うことが出来ます。
また、生成された画像に対して、諸々の編集を行うことも可能です。
手順は以下の通りです。
Midjourney(ミッドジャーニー)で最初の画像生成をやってみる
まずは、Midjourney(ミッドジャーニー)を使った最初のAI画像生成にチャレンジしてみましょう。
ディスコードのテキストチャンネルにアクセス
事前に作成しておいた、自分のMidjourney(ミッドジャーニー)専用サーバーの、テキストチャンネルにアクセスします。
※デフォルトでは、「一般」というテキストチャンネルが1つ、存在するはずです。
メッセージ入力フォームへ
ディスコード画面下部の、メッセージ入力フォームに移動します。
「/imagine」及びプロンプトの入力
最初に「/imagine」を入力し、続いて、任意のプロンプトを入力します。
Midjourney(ミッドジャーニー)の利用規約への同意処理
Midjourney(ミッドジャーニー)のToS(利用規約)への同意がまだ、という場合、このようなエラー画面が表示されます。
内容をよく確認したうえで、同意する場合は、「Accept ToS」のバナーをクリックします。
課金(サブスク)が未払の場合
Midjourney(ミッドジャーニー)の有料プランへの課金(サブスク)がまだ、という場合、このようなエラー画面が表示されます。
「Manage Account」のバナーをクリックすると、
このように、ディスコード・サーバーから離れ、Midjourney(ミッドジャーニー)のアカウント管理ページへ移動することが出来ますので、そちらで、サブスクリプション・プランへの有料課金を済ませます。
生成した画像が出力される
Midjourney(ミッドジャーニー)ではまず最初に、プロンプトに沿った、4つの画像が自動生成されます。
画像には、
- 左上
- 右上
- 左下
- 右下
の順番で、番号が付けられています。
画像の追加編集を行う
生成された4つの画像のうち、任意の物に関して、追加編集等を行うことが可能です。
気に入った画像の「U」をクリック
生成された画像の中で、気に入ったものがあれば、「U」のボタン(+番号)で指定します。
ズームアウトやパンなどの操作が可能
例えば、「2倍ズームアウト」を選択した場合、上掲スクリーンショットの要領で、元画像から2倍分、ズームアウトした画像が自動生成されます。
画像のダウンロード・保存も可能
最終的に気に入った画像が完成したら、(PCの場合であれば)画像を右クリックし、「画像を保存」を選択することで、当該画像のダウンロード・保存が可能となります。
画像の「バリエーション」の作成
最初に生成された画像に対して、「V」ボタンを使用することにより、元画像の「バリエーション」を追加生成することも可能です。
「V」行のボタンを使用
まずは、元画像の下に表示されている2行のボタンの中から、「V」行のものを選択します。
実際に生成されたバリエーション画像がこちら
実際にMidjourney(ミッドジャーニー)から出力されたバリエーション画像がこちら。
元画像をベースにしながら、風合いの変化した画像が出力されていることが分かります。
画像生成が済んだら、以下のバナーから、第4回講座に進みましょう。