ソーシャルレンディングの落とし穴|口コミ炎上トラブル事例集

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は、比較的手軽に始められる投資として注目されていますが、その一方で、投資家が予期せぬトラブルに巻き込まれるケースも存在します。今回は、口コミで見かけるトラブル事例から、ソーシャルレンディングの潜在的なリスクや注意点について掘り下げていきましょう。

案件の遅延・貸し倒れ

ソーシャルレンディングで最も多く聞かれるトラブルは、案件の返済遅延や貸し倒れです。投資した資金が予定通りに返済されず、最悪の場合は全額回収不能となるリスクがあります。

* 原因

* ずさんな審査体制: 案件を募集するプラットフォームが、融資先の財務状況や事業計画を十分に審査していない場合、貸し倒れリスクが高まります。
* 景気変動: 融資先の事業が、経済状況の悪化により立ち行かなくなることがあります。
* 融資先の不正行為: 融資先が資金を目的外に使用したり、虚偽の情報を開示したりするケースも存在します。

* 対策

* プラットフォームの選定: 運営会社の信頼性や実績、審査体制などを十分に比較検討しましょう。
* 分散投資: 複数の案件に分散して投資することで、一つの案件が貸し倒れになった場合のリスクを軽減できます。
* 担保の確認: 不動産担保など、担保が付いている案件を選ぶことで、万が一の場合に資金回収の可能性を高めることができます。

プラットフォームの破綻

ソーシャルレンディングプラットフォーム自体が経営破綻した場合、投資資金が回収できなくなる可能性があります。

* 原因

* ずさんな経営: 運営会社の経営体制が脆弱な場合、資金繰りの悪化や不正行為などにより破綻するリスクがあります。
* 法規制の変更: 金融関連の法規制が変更された場合、プラットフォームの運営が困難になることがあります。

* 対策

* 分別管理の確認: 投資家の資金と運営会社の資金が明確に分別管理されているか確認しましょう。
* 保証制度の確認: 万が一、プラットフォームが破綻した場合の保証制度の有無や内容を確認しましょう。
* 情報収集: プラットフォームの運営状況や財務状況に関する情報を定期的に収集しましょう。

情報開示の不足・不透明性

案件の詳細な情報やリスクに関する情報が十分に開示されていない場合、投資判断を誤る可能性があります。

* 原因

* 意図的な情報隠蔽: プラットフォームが、リスクの高い情報を意図的に隠蔽している可能性があります。
* 情報開示の基準の甘さ: プラットフォームの情報開示基準が甘く、投資家にとって必要な情報が不足していることがあります。

* 対策

* 情報開示の充実度: プラットフォームが提供する情報開示の量や質を比較検討しましょう。
* リスク情報の確認: 案件のリスクに関する情報を十分に理解した上で、投資判断を行いましょう。
* 質問・問い合わせ: 不明な点や疑問点があれば、プラットフォームに積極的に質問・問い合わせを行いましょう。

まとめ

ソーシャルレンディングは、魅力的な投資機会である一方、様々なリスクも伴います。
投資を行う際には、プラットフォームの選定、分散投資、情報収集を徹底し、リスクを十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。
高利回りの案件には、相応のリスクが伴うことを常に意識し、無理のない範囲で投資を行うようにしましょう。

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