私立高校に通う娘を持つ40代男性投資家のソーシャルレンディング体験
ニックネーム:toshi
都道府県:東京都
年齢:44歳
性別:男性
累計投資額:1,000万円~
ソーシャルレンディング投資歴:1年未満
投資口座を開設したソーシャルレンディング事業者名:
maneo, SBIソーシャルレンディング, OwnersBook, ラッキーバンク, グリーンインフラレンディング, ガイアファンディング, さくらソーシャルレンディング, キャッシュフローファイナンス, クラウドリース, スマートレンド, LCレンディング, アメリカンファンディング, プレリートファンド, アップルバンク
目次
高校生の娘を持つ読書家
【質問1】まずは簡単なプロフィールをお教えください。
東京都出身で地元の高校卒業後、専門学校中退し短期大学入学し卒業後に就職。
社員数30名弱の中小企業で工業用繊維の卸問屋です。
入社後は経理課に配属され経理事務、総務、庶務関係までをこなしています。
26歳の時に大学の同級生と結婚。現在高校生の娘が一人います。
私立学校に通っているので学費や部活活動費、塾の費用がかかり大変です。
趣味はランニングで同じ趣味の仲間と数ヶ月に一度皇居を一緒に走っています。
その他パソコン、スマートフォンが好きで中古品を探しに秋葉原へ出かけて
お店を散歩がてらお買い得品がないか探しています。
最近は司馬遼太郎にはまっており図書館で文庫本を借りて週末を使って読書することが多いです。
親の影響で、株式投資を経験
【質問2】ソーシャルレンディング投資を始める前は、何かほかの投資をやっていましたか? やっていた場合はその内容、やっていなかった場合はその理由と合わせてお教えください。
親が株式投資を行っていたのを傍らで見ていたので、学生時代にアルバイト代を元手に証券会社で口座を開設し株式投資を始めたのが私の投資の始まりです。
当時の注文方法は現在のようなインターネットを使ってではなく担当者に直接電話をかけ証券コードと会社名、金額を口頭で述べての注文でした。
ちょうど証券会社の淘汰が始まる時期に重なり今は無くなった証券会社を購入したのですが乱高下があまりに激しく、月のアルバイト代もあっという間に吹き飛んでしまうようなマーケットの状態だったので怖くなり損切りしました。
他の銘柄ではプラスがでておりトータルではプラスマイナスゼロくらいでしたが、今にして思えば場当たり的に購入しプラマイゼロで済んだのは運が良かったと思っています。
低金利が続く中、ソーシャルレンディングに興味を抱くように。
【質問3】ソーシャルレンディングに興味を持ったきっかけは、何ですか?
株式投資や外国為替証拠金取引(FX)での投資では、銘柄や為替購入後も価格の変動があり、仕事中も気になり、仕事に集中できないというデメリットがあったので(私は特にそういうのを気にしてしまう性格です。)、投資後は価格の変動等を気にする必要のないソーシャルレンディングに興味を持ちました。
色々なソーシャルレンディング事業者のホームページを参考にし、ブロガーの方の経験を見るにつけ、これは良い投資先だと思うようになりました。
銀行預金の金利が低利で今後も上昇する見込みが無いことから、預金の一部をソーシャルレンディングへの投資に振り向けようと考えました。
特に、あるブロガーの方の経歴が、元貸付のプロで、非常に参考になり、多くのことを学ばせていただきました。
まずは、maneo、SBIソーシャルレンディングから投資口座開設をスタート。
【質問4】一番最初に投資口座を開設したのは、どこのソーシャルレンディング業者ですか?理由と合わせて、お教えください。
私がソーシャルレンディングを知る切っ掛けになり、また大いに参考にさせていただいているブログの中で、お薦めの業者がmaneo・SBIソーシャルレンディングだったので、初めにその2社を開設しました。
その後ラッキーバンク、オーナーズブック、maneoファミリーと言われるLCレンディング、さくらソーシャルレンディング、アメリカンファンディング、ガイアファンディング、クラウドリース、グリーンインフラレンディング、スマートレンド、プレリートファンド、キャッシュフローファイナンスを開設。
投資を始めて少し期間を経た後に、TATERUファンディングを不動産クラウドファンディングとしては初めて口座開設しました。
現在利用しているのはSBIソーシャルレンディング、LCレンディングがメインです。
借り手の匿名化解除が、ソーシャルレンディングにとっての追い風に
【質問5】他の投資手法と比較し、ソーシャルレンディング投資のメリットは、どのような点だと思いますか?
やはり、株式投資や外国為替証拠金と違い、投資後の値動きに一喜一憂されることが無いのが、大きなメリットの一つだと思っています。
外国為替証拠金だと、一日中どこかしらのマーケットで取引きが行われているので、重要指標の発表後は、PC画面に張り付いていないといけなかったり、夜中でも気になってスマホで価格のチェックをしてしまうことがありました。
それに引き換えソーシャルレンディングでは、一旦投資を行ったあとは、月に一度の配当の入金を確認するだけで良いので、非常に気が楽で、それが仕事やプライベートにも良い影響がでているように思います。
また最近は、借手の匿名化が解除され、多くの事業者で情報開示が進んでいるので、投資家にとってはより投資しやすい環境が整備されてきていると感じます。
更なる法整備に期待
【質問6】他の投資手法と比較し、逆に、ソーシャルレンディング投資が劣っている点、デメリットとしては、どのようなものがあるとお考えですか?
かなり事業者で最終借り手の匿名化解除が行われていますが、現在でも、匿名のままで募集を行っている業者もあります。
以前はどのようは会社に貸し付けているのか分からないままに投資を行ってしまっていましたので、不安もあったのですが、人気のある事業者だと、募集開始時間から数分で募集額全額が埋まってしまうことがあり、私もその流れに乗り遅れまいと、PCやスマホを用意して開始時間と同時に、内容もほとんど確認せずに投資してしまうことがありました。
一部の事業者では、ほとんど詐欺と言って差し支えない金額、割合での担保処分が行われた実績があり、投資金額が大きく毀損してしまう案件もあったようなので、法整備もこれから改善が必要な点もありそうです。
一番のおすすめ業者は、SBIソーシャルレンディング
【質問7】国内ソーシャルレンディング事業者のうち、最も優れているのは、どの事業者だとお考えですか?理由と合わせて、お教えください。
実績から、SBIソーシャルレンディングを私は一番お薦めしたいと思います。
バックグラウンドにSBIHDという巨大企業があり、グループの信用に傷を負わせるような行為をすることはないとおもいます。
また不動産バイヤーズローンにて延滞があった際も、貸し手への連絡や、その後の対応は誠実で迅速(他のソーシャルレンディング事業社と比較して)だったように思います。
担保処分価格も不動産競売によるものでしたが、8割以上返済されているので、投資している者としては、結果は残念ではありますが、納得のいく範囲内ではないかと思われます。
ただし、LTV80%での貸付で、回収が80%程度だということは、担保査定した価格の6割程度での売却ということになり、その点は査定が甘いのかなとも思います。

引用元:SBIソーシャルレンディング
東証一部上場「SBIホールディングス株式会社」の100パーセント子会社、SBIソーシャルレンディング株式会社が運営するソーシャルレンディングサービス。
2019年5月末の時点で、投資家登録完了数は、3万5千人以上。
累計融資実績は930億円を超えている、日本を代表するソーシャルレンディング事業者のひとつです。
いつでも1万円から出資できる「常時募集型ファンド」等、他のソーシャルレンディング事業者には無い特色も有しており、国内ソーシャルレンディング投資家から、高い人気を得ているサービスでもあります。
参考:
SBIソーシャルレンディング(公式サイト)
「みんなのクレジット」と「ラッキーバンク」には強い反感
【質問8】逆に、国内ソーシャルレンディング事業者のうち、他のソーシャルレンディング事業者と比し、総合的に、最も劣っているのは、どこの事業者だとお考えですか?詳しい理由と合わせて、お教えください。
すでにソーシャルレンディングからは撤退していますが「みんなのクレジット」及び「ラッキーバンク」は、優良事業者と比較して、劣る、という程度ではなく、詐欺的行為を行った業者として、多くの投資家から認識されており、これは法整備が不十分だった金融庁に大きな問題があったと考えます。
法律の未整備部分盲点を突き、投資家から多額の資金を集めた上で、適切に投資も行われていたか怪しく、親族の経営する会社への貸付であったり、ポンジスキームが行われていたようです。
ラッキーバンクは担保が都内不動産ということで、安心して投資していた投資家も多かったようですが、その処分方法も任意売却、競売ではなく、サービサーへの売却という、投資家からすればもっとも損を被る方法による処分になってしまいました。
このような事業者にだけは、絶対に投資してはいけません。
案件選びも重要だが、それ以上に、信頼できる事業者の見極めが肝要に
【質問9】ソーシャルレンディング投資を行うにあたり、特に、ソーシャルレンディング初心者に、気を付けてほしい点としては、どのような内容がありますか?
私自身の反省点を述べると、ある信頼できると思ったブロガーの方を信頼して、ソーシャルレンディングを始めたのですが、もっと自分自身でソーシャルレンディングという投資スキームであったり、投資先の事業者の事業内容や過去の実績、代表者の経歴等、調べられることをもっとしっかりと調べ尽くした上で、投資をすれば良かったと思っています。
また、ある程度の資金があったので、少しでも早く、そして多く利息が欲しいと欲張ってしまい、かなり大きな金額で投資を始めてしまい、分散させることができていなかったようにも思います。
途中から、「ソーシャルレンディングは、案件の内容も大事だが、それ以上に信頼できる事業者の見極めが重要だ」と気づき、SBIソーシャルレンディング・LCレンディングを中心に投資を行うようにしましたが、maneoで1件期失になってしまったのは、反省点です。
maneo本体への投資だったので、まだある程度の回収は見込めるのが救いです。
初心者において焦りは禁物。少しずつ、分散投資を。
【質問10】これからソーシャルレンディング投資を始めようと検討している方に、励ましのメッセージをお願い致します。
現在の低金利時代で、給与もあまり伸びることが期待できない中で、ソーシャルレンディングは、安定したリターンを得ることのできる、ミドルリスク・ミドルリターンの投資だと思います。
株式投資や外国為替証拠金取引と違い、一度投資をすれば、その後はあまり気にする必要がないので、仕事や私生活への影響は少なく、サラリーマンや主婦の方にとって、良い投資先だと考えます。
上記質問でも回答しましたが、事業者の見極は特に重要だと思いますので、くれぐも焦ることなく、分散投資を心がければ、貸し倒れが発生しても、最終的な損益はプラスになる投資先だと思います。
日本国内のソーシャルレンディングはまだまだ過渡期なので、法整備も含めて改善する点が多く必要だとは思いますが、少額から始めて慣れておけば、将来的に安定した投資先になるものと信じています。
※本記事の内容は、ソーシャルレンディング投資体験談投稿者の個人的な体験・見解であり、当ラボの公的見解と異なる場合があります。
投資家、資金需要者、双方から、高い注目を集めている、ソーシャルレンディング。
しかしながら、国内のソーシャルレンディング業界においては、まだまだ、未成熟の部分も多く、いくつかの「危険会社」の存在にも、留意を要する状況です。
実際のソーシャルレンディング投資検討にあたっては、こちらのコンテンツも、是非、ご参照下さい。
↓
ソーシャルレンディング【おすすめ会社&危険会社ランキング】最新版
Author Info
-
fill.mediaの公式サイト。ソーシャルレンディング業界ニュースや、国内の各ソーシャルレンディング事業者に関する最新情報等、様々な投資関連情報を提供している。
公開済記事コンテンツは1,200件超、登録読者に向け無料にて発信しているニュース・メールの累計配信数は、8,000通を突破している。
メディア掲載歴(一部・順不同)
・朝日新聞デジタル&m
・財経新聞
・SankeiBiz
・RBBTODAY
・楽天Infoseekニュース
・excite.ニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
・Mapionニュース
・NewsPicks
・ビズハック
・MONEY ZONE
・Resemom
・SANSPO.COM
・Trend Times
・zakzak
・とれまがニュース
・徳島新聞
- 2023.03.08オルタナバンクオルタナバンクとは
- 2022.12.31ソーシャルレンディングInsightソーシャルレンディングおすすめ事業者&危ない会社比較ランキング【投資初心者必見】
- 2022.12.18マリタイムバンク「船舶」に担保権を設定して融資を行うソーシャルレンディング「マリタイムバンク」とは
- 2022.12.13タイムズカータイムズのカーシェア「タイムズカー」の使い方-予約方法やアプリ解施錠機能の登録方法等